O・H・R・C・Aの「Configurable Architecture」それは、最大128chを自由自在に定義できる、まさに変幻自在の内部構成
128chのチャンネル・ストリップを状況に応じて入出力に割り当てられる画期的な内部構成を実現
その可能性は、一台でさまざまな用途に対応できるというだけでなく、時として流動的に変化する現場に、的確に対応する高度な柔軟性をも発揮します。
現場の用途に合わせ、インプット・チャンネル、AUXバス、MATRIXバス、サブグループバス、ミックス・マイナスバスなどに必要な入出力を128チャンネルの範囲で割り当てることが出来ます。その用途はFOH、モニター、シアター、放送など、あらゆる用途に対応可能。まさに変幻自在な内部構成、それが「コンフィギュラブル・アーキテクチャー」です。
設定可能なチャンネル/バス構成
・ INPUT CHANNEL (MONO/STEREO)
・ MAIN(5.1/LCR/LR/MONO)
・ SUB GROUP (MONO/STEREO)
・ AUX (MONO/STEREO)
・ MIX MINUS (MONO/STEREO)
・ MATRIX
・ MONITOR (5.1/LCR/LR)
・ DOWNMIX
・ TALKBACK, TALKBACK RTN, OSC, HEADPHONES
オーディオ・ネットワークへの徹底した対応を実現する高度な拡張性
チャンネル・ストリップとは別に、96kHz時に最大300入力/296出力※を自由にパッチング
インプット・チャンネル、アウトプット・バスを消費することなく独立して入出力が可能なパッチベイや、REAC、Dante、MADI、SoundGrid、SDI各フォーマットへの対応など、そのきわめて高度な拡張性が、圧倒的な対応力を生み出すフレキシビリティの源泉となります。
※M-5000Cは、96kHz時に最大300入力/288出力
入出力はチャンネル・ストリップを介さず、インプット・パッチベイからアウトプット・パッチベイへ直接接続し、出力することが可能。なかでもREAC接続では、ゲイン調整、ファンタムのON/OFFなど、入力機器のリモート制御も行えます。
96kHz時に最大300入力/296出力※を接続することができ、O・H・R・C・AをコアにしたREAC、Dante、MADI、SoundGrid、SDIなどのさまざまな入出力による膨大なシステムの構築、管理・運用を実現します。
※M-5000Cは最大300入力/288出力(96kHz時)。本体リア・パネルのアナログ/デジタル/REACポート入出力、オプションのインターフェイス・モジュール使用時。O・H・R・C・Aのオプション・スロットは、最大80CH(96kHz)、160CH(48kHz)の入出力キャパシティを有します。実際の最大入出力数は、サンプリング・レートおよびインターフェイス・モジュールにより変化します。
REAC、Dante、MADI、SoundGrid、SDIほか各種フォーマットに対応する拡張性
本体には2基のオプションスロットを用意。このスロットに、REAC、Dante、MADI、SoundGridなどのインターフェイス・モジュール(オプション)を装着することで、さまざまなシステム構築が可能。REAC伝送の二重化はもちろん、Danteの二重化にも対応しています。また、MADIモジュールはVideoSync(B.B.)に対応し、二重化も可能、入出力にはコアキシャルとオプティカル端子を用意。オプティカル端子は、マルチモード/シングルモードの両伝送方式を選択可能(シングルモードはオプション対応)。さらに、WAVES SOUNDGRIDモジュールを使用し、SoundGridサーバーと接続することで、Waves社プラグインエフェクトの使用を可能にします。
伝送と電源の二重化に対応
REAC回線は、メインとバックアップの2回線を接続することにより二重化が可能。REAC回線を二重化した場合、メイン回線に不具合が生じた際は、音切れ無くバックアップ回線に切り替わります。伝送回線の二重化は、拡張スロットに装着したREAC、Dante、MADIモジュールでも同様に可能。さらにDC入力端子に電源ユニット S-240P(別売)を接続すれば、電源も二重化することができます。
瑞々しく有りのままに、淀みなく忠実に。すべての音に透明感を求めて
フラッグシップ機にふさわしい、96kHzのサンプリング・レート。パーツ選定、回路構成から見直しを行ったディスクリート回路や、アナログ・デジタルの電源分離、72bitのサミング・バスなど、細部に至るまで厳密にこだわり、かつてない高音質を目指しました。
FPGAとカスタムDSPによる内部処理の最適化を実現
ミキシング部に高速演算処理が可能なFPGAを、エフェクト部には高精度のカスタムDSPを搭載し、デジタル処理を最適化。デジタルミキサーの音質を左右するサミング回路には、高精度72bit固定小数点演算を採用し、小音量から大音量に至るまで一切破綻のない内部音声処理を実現。またエフェクト部には、演算精度を最適化した独自の32bit浮動小数点演算を採用し、ダイナミックレンジと精度を向上させました。EQにはアナログ回路で定評のあるステートバリアブル型フィルタを採用するとともに、パラメーター変更時にノイズを発生しない高精度の演算処理を実現。ダイナミクスには高精度の指数関数回路を採用し、高品位のレベル制御を行っています。
徹底して音の純化を追及したアナログ入出力部と内部回路
アナログ入出力には24bit/96kHzのAD/DAを搭載。厳選されたパーツを贅沢に投入し、徹底的に見直しを行ったディスクリート構成のマイク・プリアンプを搭載。また、電源部をアナログ、デジタルで分離するなど、入力から出力までのオーディオ回路にも磨きをかけ、フラッグシップ機にふさわしい音質を実現しています。
96kHzのサンプリング・レートによる圧倒的な高音質
O・H・R・C・Aでは、理想的な高音質を実現するために96kHzのサンプリング・レートを採用しています。同様に96kHz対応のDigitalSnakeと組み合わせることで、極めて解像度の高い高音質伝送を実現。入力から出力まで全域にわたり徹底して純度の高いサウンドを達成しています。
エンジニアひとりひとりの感性を忠実に表現するために構築されたユーザー・インターフェイス
コンパクトながら極めて合理的に構築されたサーフェス・デザイン。そのインターフェイスの基本的なコンセプトとなったのは“自由”。
使用環境だけでなく、エンジニア個々の感性にまで最大限に対応するために、徹底したユーザビリティの向上とフレキシビリティの追及が行われています。
12インチ・タッチ・スクリーンを中心とした“タッチ&ターン”オペレーション
12インチのフルカラー・タッチ・スクリーンは、フラット・デザイン&ベクター・グラフィックスで様々な情報を鮮明に表示。スクリーン下に配置された16個のエンコーダーは、アサインされた機能によってスクリーン上のパラメーターと連動してリングの色が変化します。また、任意のパラメーターに指で触れ、セレクテッド・ノブで操作する“タッチ&ターン”方式は、直感的で素早いオペレーションを実現しています。
4バンク28本のチャンネル・フェーダー(M-5000)
それぞれ8本フェーダーを備える3つのバンク、4本フェーダーを備えるアサイナブル・フェーダー・バンクの計28本のフェーダーを装備。フェーダー・バンクには、横スクロール可能な5レイヤー構造(インプット・チャンネル、DCA/バス、ユーザー1~3)を採用。3つのフェーダー・バンクは、それぞれ他のフェーダー・バンクと連動/独立してのレイヤー切り替え、スクロール操作を可能にするアイソレート機能を搭載。フェーダー・バンクごとに、インプット・チャンネル/DCA/出力バスなど異なるレイヤーをアサインできます。また、アンカー機能により、頻繁に使用するフェーダー・スクロールの位置をプリセットしておき、すばやく呼び出すことができます。
有機ELディスプレイ。
フェーダー上部のディスプレイには、明るく視認性に優れたフルカラー発光の有機ELディスプレイを使用しています。
4本のアサイナブル・フェーダー
サーフェス右端の4本のアサイナブル・フェーダーは、マスター出力、リードボーカルなど最も重要なチャンネルを自由にアサインし、常に操作できる状態にしておくことができます。
ユーザー・アサイナブル・セクション
サーフェス右側に搭載されたユーザー・アサイナブル・セクションは、4基のエンコーダー、8基のスイッチ、有機ELディスプレイで構成され、さまざまなパラメーターを自由にアサインすることが可能です。
O・H・R・C・A専用コントロール・ソフトウェア 「M-5000 RCS」
専用のコントロール・ソフトウェア「M-5000RCS」による、パソコン(Mac/Windows)からの各種操作が可能。操作にはUSB端子とLAN端子を用い、ワイヤレスLAN機能を使用した遠隔操作も可能です。「M-5000RCS」のGUIはマルチ・ウインドウで構成され、RetinaDisplayを含む、あらゆる解像度のパソコン画面に最適化して表示。セカンド・ディスプレイとして、入出力のメーターをはじめ、各種情報を自由にレイアウトできます。
iPadを使用したリモート・コントロールに対応
専用アプリ「M-5000 Remote」による、iPadからのリモート・コントロールに対応。iPadとの接続は、Dockコネクター経由の有線接続と、ルーターを採用した接続、ワイヤレス・アダプターで通信する方式の3通りから選択できます。
エンジニアモニター機能装備
キューボックスを使ったモニターシステムにエンジニアモニター機能を装備。パーソナルミキサーM-48を使用してのモニターシステムを構築でき、モニターエンジニア用にプレイヤーの演奏をミラーリング可能なエンジニアモニター機能を搭載。パーソナルミキサーM-48を使用し、プレイヤーそれぞれのモニターバランスを音で確認可能です。モニター送りには、リアパネルのREAC-AもしくはBポートを選択し、EmbeddedPower対応のBackupポートにM-48を直接接続して使用することができます。
レコーディングは、USB/MADI/DANTE/Sound Grid/など、用途に合わせた方法が選べます
DAWソフトを使ったライブ・レコーディング
16イン/16アウトのUSBAudioインターフェイス機能を搭載し、DAWでの16ch録音/再生が可能です。また、USBメモリーを装着し、2chのレコーディング/プレイバックが可能。さらにオプションのカードで、DanteやMADI、SoundGridによるレコーディングにも対応しています。
インプット・チャンネルには、INPUT、ALTERNATE、TRの3入力をセットアップ可能、バックアップも万全
インプット・チャンネルには、INPUT、ALTERNATE、TRの3入力をセットアップ可能。例えば、「INPUT」にはメインボーカル用マイクを、「ALTERNATE」にはバックアップ用マイクをアサインし、瞬時に切り替えが可能。また、「TR」選択時には、バックアップ機器以外にも、マルチトラック・レコーダー出力を立ち上げ、リハーサルを収録したデータで音質を追い込むなど、「バーチャル・リハーサル」にも最適。チャンネル毎の切替えだけでなく、「INPUT」「ALTERNATE」「TR」を一括で切り替える機能も装備しています。
イン/アウト双方に用意されたダイナミクス、EQ、ディレイ
インプット・チャンネル、AUX、マトリクス、グループ、メイン出力は、それぞれシグナルフロー上に、HPF/LPF、独立した2基のダイナミクス(エキスパンダー/ゲート/ダッキング/コンプレッサー/リミッター)と、4バンド・フルパラメトリックEQ、ディレイを搭載。ダイナミクスとEQはその順序を入れ替えることも可能です。また、ダイナミクスとEQブロックの前後段には、インサート・ポイントを設定可能で、内蔵のステレオ・マルチ・エフェクトやグラフィックEQ、外部アウトボードなどを自由にアサインすることが可能です。
ディレイ・タイムはms/Meter/Feet/Frameを、ユニット毎に選択・設定が可能
例えば、マイク同士のアライメント設定にはMeter/Feetを、映像機器との同期にはFrameを選択するなど、インプット・チャンネル、アウトプット・バス毎に個別に設定が可能です。
※Frame rate=24/25/29.97/30fps
最大12グループ設定可能なチャンネルリンク機能
チャンネルリンク機能は、複数チャンネルのパラメーターを同時に操作する機能。リンク可能なチャンネル・パラメーターはグループ毎に登録可能で、EQ、DYNなどを個別にLINK、あるいは全てのパラメーターを同期させるなど、複数チャンネルのパラメーターを一気にセットアップ可能です。
モノ/ステレオ設定可能なインプット/アウトプット・チャンネル
インプット/アウトプット・チャンネルは、モノ/ステレオに設定が可能(MATRIX出力を除く)。ステレオ・チャンネルとして使用する場合、任意の入力同士をペアリング可能です。
5.1chサラウンド/LCR/LR対応のメイン出力。 ステレオ・ダウンミックス出力も装備
メイン出力は、5.1chサラウンド/LCR/LR出力を選択でき、5.1chモード時は同時にステレオ・ダウンミックス出力も可能。サラウンドパンはダイバージェンスに対応しています。また、インプット・モジュール同様入れ替え可能な2系統のダイナミクスとEQを搭載し、エフェクトインサートも設定可能です。
5.1chサラウンド対応のモニター出力
モニター出力は、メイン出力同様、5.1chサラウンドに対応したモニター1、ステレオ対応のモニター2の二種類のバスを用意。5.1chモニター用に、L、R、C、LFE、Ls、Rs、それぞれのディレイ、レベルを調整できるアライメント機能を搭載。ステレオ・ダウンミックス、モノ・ミックスの確認もワンタッチで可能です。さらには、モニター1、2双方にエフェクトインサート可能。グラフィックEQをアサインすることで、フラットなモニター環境を構築できます。
モニターアライメント機能。
モニターSPの設置場所に応じて、それぞれの出力にタイムアライメント設定可能なディレイを内蔵しています。
さまざまなモニターソースを登録可能
モニター1、2は、モニターソースをそれぞれ最大18まで登録可能。MASTERを選択しての通常運用のほか、エアーマイクでの会場内のチェック、照明送り、各中継先へのミックス・マイナス送りの確認など、必要に応じて切り替えて使用が可能です。この切り替えは、ユーザー・アサイナブル・セクションに登録することで、モニター設定画面を呼び出すことなく、瞬時に切替操作が可能です。
サブ・グループ・バスを搭載
任意のチャンネルからPOST Faderで信号を送るサブ・グループ・バスを搭載。他の出力バス同様、ダイナミクス・EQ・ディレイ・インサートエフェクト機能を使って音質補正が可能です。
ミックス・マイナス(マイナスワン)機能を搭載
収録、中継に欠かせないミックス・マイナス(マイナスワン)機能を搭載。その出力も、必要数を自由に設定可能です。
24系統のDCA
DCAは24系統を用意。ストリングスのパートごと、ドラムなど、多くのインプット・チャンネルを一括でコントロールするのに便利な機能です。
DCA SPILL 機能を搭載
DCAグループ毎に登録されたインプット・チャンネルを瞬時にフェーダー上に呼び出せる DCA SPILL 機能を装備。直ちにDCA毎のミックスバランスを修正する事が可能です。
8 系統の MUTE グループ
MUTE グループは 8 系統を用意。ユーザー・アサイナブル・エリアに登録することで、複数の MUTE の ON/OFFがワンタッチで可能になります。
8ステレオのマルチエフェクト+32系統のグラフィックEQ
ステレオ入出力のマルチ・エフェクトを計8基搭載。インプット・チャンネル、AUX、マトリクス、グループ、メイン出力、モニター・セクションに自由にインサートして使用できます。マルチ・エフェクトには、デジタル・リバーブ、デジタル・ディレイ、マルチバンド・コンプ、ダイナミックEQなどをはじめ、ローランドの代表的なエフェクターである「SRV-2000」、「SDE-3000」、「SDD-320」、「RE-201」、「CE-1」、「SPH-323」、「SBF-325」のモデリング・エフェクトを搭載。さらに、BOSSコンパクト・エフェクターから、ディストーション、ディレイ(デジタル、アナログ)も搭載しています。
32基31バンド・グラフィックEQ/8バンド・パラメトリックEQ
グラフィックEQとパラメトリックEQを、マルチ・エフェクトとは独立して搭載。グラフィックEQ/パラメトリックEQを32基同時に使用することができます。グラフィック/パラメトリックEQは、A~Hの8つのグループに登録可能で、フロアモニター、サイドフィルなど、同じ特性を持つ出力のカーブ設定を一斉に行うことが可能です。
プロポーショナルQ・コンスタントQが選択可能な GEQ
GEQのQの値は、ブースト/カット量で値が変化するプロポーショナルQ、または、値が一定のコンスタントQを選択可能です。
外部エフェクト・インサート機能
外部エフェクト・インサートは、最大64ポイントを設定可能。インサート・ポイントは、ダイナミクス/イコライザーセクションの前段/後段を選択できます。また、コンソール本体の入出力のみならず、接続された任意のステージユニットの入出力を使用可能です。
その他
2系統のSOLOを搭載 SOLO出力はステレオ2系統を装備。例えばSOLO1はフロア、SOLO2はインイヤーモニター用送りとして音質チェックが可能。チャンネル/バス毎にSOLO1、SOLO2、SOLO1+2でのモニタリングを可能にしています。また、ヘッドフォンバスは、モニター1、2のいずれかをモニターソースとして選択、ヘッドフォンバスにも専用ディレイを内蔵し、FOHなどとのタイム・アライメントを取ることができます。
AUTO SOLO CH機能
SOLO選択時には、Reverb、Delayなど、あらかじめ登録したエフェクトを効かせつつ、ソロモニターする事が可能です。
SOLO IN PLACE機能搭載
SOLOINPLACEは、ソロをオンにすると、そのチャンネル以外のインプット・チャンネルがミュートされる機能です。SOLO IN PLACEボタンを2秒以上押すことで、アクティブになります。
リアルタイム・アナライザー
31バンドのオーディオ・アナライザーを本体用とRCS専用に搭載。それぞれ、任意のバス出力だけでなく、入力にもアサインができます。
GPI/Oによる外部制御機能
リア・パネルには入力8系統(TRSフォーン入力含む)、出力12系統の外部制御用GPI/O端子を装備。ラッチ、モーメンタリーの設定が可能です。フェーダー・スタートによるCD再生開始や、フェーダー・タリーによるONAIR中のCD誤操作防止が可能です。フェーダー・スタート機能には、トリガーをかけるフェーダー位置を∞から+10dBuまで任意のポイントをフェーダー毎に設定可能。CDプレイヤー、WAV再生機などの再生タイミングに合わせた微調整に対応します。また、タップ操作によるディレイタイムの設定、外部カフキーによるモニターSPのON/OFF、トークバック・リターン時にモニターにディマーをかける割り込み機能など、さまざまな制御を可能にしています。
REACマスター/スレーブモード搭載によるシステム・レイアウト
O・H・R・C・Aでは、マスターモードに加え、スレーブモードを搭載。これにより、O・H・R・C・A同士や M-300、M-200iなど他のV-Mixerとの音声入出力の双方向伝送が可能になっています。マスター・コンソールへの入力をスレーブ卓から出力、あるいはその反対の設定もできます。
シンプルな接続で、ステージユニットからの複数のデジタル分岐が可能。
ステージユニットの入力を複数のコンソール/出力ユニットに分岐・共用可能な点もREAC機器の特長の一つです。例えば、FOHとMonitorでの共用にとどまらず、中継やライブレコーディングなど、複数のコンソール/出力ユニットに同じ信号を同一の音質、レベルでの分岐・増設が可能です。
USBメモリー・レコーダー機能
出力バスか任意の2つを選択し、USBメモリーに2トラックのWAVファイルを録音、また、USBメモリーから2トラックのWAVファイルを再生可能です。
[WAVファイル形式]
録音
サンプリング周波数:96kHz/48kHz/44.1kHz
ビット数:16ビット
チャンネル数:2チャンネル
再生
サンプリング周波数:96kHz/48kHz/44.1kHz
ビット数:24ビット/16ビット
チャンネル数:2チャンネル/1チャンネル
※再生されるWAVのサンプリング周波数がコンソール本体の設定と異なる場合、リサンプリングされて再生されます。
300個のシーン・メモリーを搭載
300個のシーンをストア/リコール可能です。シーンリコール時には、グローバル・スコープ(全てのシーン)、リコール・フィルター(各シーン毎)を使用し、リコールする範囲を設定できます。
3エリアへのトークバック設定が可能
トークバックは、出力先として3系統を設定可能。FOH←→モニター間、FOH←→中継車など3箇所とのコミュニケーションが可能。トークバック・リターン時には任意のTALKスイッチを点滅させることができ、どこから呼びかけているかを区別できます。また、トークバック時のモニターディマー機能は、その減衰量をモニター1,2それぞれに調節が可能です。
オシレーターは2系統を装備
オシレーターは2系統を装備し、同時使用が可能です。それぞれ任意の出力バスもしくは出力パッチベイにアサインして使用します。
RS-232C、MIDI、LANなど様々な制御端子を搭載
RS-232C、MIDIなどの制御コマンドに対応。
LAN経由でPC/Mac上のRCSソフトウェアから遠隔制御できます。
ワードクロック入出力に対応
複数のデジタル機器とのシステム構築に不可欠なワードクロック端子を装備しました。
万一、クロックが途切れた場合は、音切れ無くインターナルクロックに切り替わると同時に警告メッセージ表示します。
Lamp(ランプ)端子
市販のグースネック式ランプに電源を供給するXLR-4-31タイプの端子を装備しています。(DC12V/500mA)