V-600UHD V-600UHD

V-600UHD4K HDR Multi-format Video Switcher

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イベントを 4K HDR 画質にアップグレード
4K/HD、HDR/SDR をこれ一台で思いのままに

Upgrade your events to 4K HDR — One input at a time

放送や映像制作と同じように、イベントやプレゼンテーションなどの演出も4K化が進む一方で、クライアントや演出者からは従来のHD機材の対応も同時に求められています。V-600UHDはそうした現場のニーズに合わせ、4Kと従来のHD機器にも対応し、段階的な4K環境への移行を実現します。全ての入出力端子にローランド独自の「ULTRA SCALER」(*)を搭載。この機能によりフルHDと4Kの異なる解像度の入力はもちろん、4KとHD映像を同時に出力できます。また4Kカメラから任意のエリアをHDで切り出し、入力素材として使うことも可能です。
(*) ULTRA SCALER は、日本国におけるローランド株式会社の登録商標です。

システム・プログラム Ver.3.0 公開

V-600UHD Ver.3.0 は、入力フォーマットに2160p/29.97Hz、25Hzのフレームレートが追加され、カメラやゲーム機など幅広いデバイスとの接続に柔軟に対応します。また、新しいユーザーオプションにより、PGMとAUXを切り替え、出力映像のモニタリングをサポートします。

*2024年2月公開


4K の真価を引き出す

V-600UHD は 4K 高画質映像を扱えるだけでなく、4K の真価を引き出す様々な機能により、映像演出の可能性を拡げます。

HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)に対応

HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)に対応

HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)に対応

V-600UHD は高コントラストで豊かな映像表現を可能にするHDR に対応。高画素だけではなく、黒つぶれや白飛びのない映像表現により、華やかなイベントの魅力を余すことなく伝えることができます。明るい LED ディスプレイを使ったステージの撮影においても、映像と人物や被写体をバランスの良い明るさで演出することができます。従来の SDR 信号も混在した状態で扱えるので、既存の HD 機材と併用することも可能です。

フル・フレームレート 60Hz 対応

V-600UHD は 60Hz のフレームレートに対応。これにより、スポーツなど動きの速い映像も滑らかで鮮明に表現でき、イベント会場での臨場感も向上します。

より豊かな広色域

より豊かな広色域

より豊かな広色域

V-600UHD は従来の RGB や Rec.709(HD 放送の色域規格)に加え、Rec.2020(4K 放送や 4K ブルーレイの色域規格)に対応。これにより豊かな色表現を実現します。Rec.2020 では特に赤色と黄色の表現力が向上、野菜や果物などの食材、生花の本来の色再現が可能になります。

4:4:4/10bit、ピクセル・レベルの正確な色の階調表現

4:4:4/10bit、ピクセル・レベルの正確な色の階調表現

4:4:4/10bit、ピクセル・レベルの正確な色の階調表現

内部映像処理は 4:4:4/10bit に対応。精度の高い信号処理によりカラーバンディングを低減、PC から出力された高精細な映像も鮮明に表示できます。また拡大した映像内の細かな文字も細部まで読み取ることができます。

UHD だけでなくDCI 4K(シネマ4K)解像度にも対応

UHD だけでなくDCI 4K(シネマ4K)解像度にも対応

UHD だけでなくDCI 4K(シネマ4K)解像度にも対応

全ての 4K コンテンツのアスペクト比が同じとは限りません。4K コンテンツには放送で使われる UHD (横 3840 ピクセル x 縦 2160 ピクセル)と、映画で使われるシネマサイズのDCI 4K (横 4096 ピクセル x 縦 2160 ピクセル)がありますが、V-600UHD はその両方に対応。クロッピングやレターボックス処理といった作業をすることなく、表示させたいアスペクト比でスイッチングが可能です。

イベント演出をサポートする豊富な入出力

イベント演出をサポートする豊富な入出力

V-600UHDはHDMI(2.0対応)入力を4系統、12-SDI入力を2系統搭載し、PCやメディア・プレーヤーに加え、ステージ用にカメラを使用するイベントやライブコンサートに最適です。
全ての入力端子にスケーラーを内蔵し、HDやUHD、DCI 4Kのビデオ信号はもちろん、UXGAからDCI 4Kまで解像度の対応が幅広いPCの入力も、コンバーターを使わずに出力解像度に合わせることができます。また出力にはAUXやマルチビューを備え、控室用の確認モニターの設置や全ての入力とプログラムとプレビューを一つの画面に表示、一目で確認することができます。全ての出力端子でフルHDへのダウンコンバーターを搭載しているので、HD対応モニターやライブ配信用エンコーダー等、従来のHD表示デバイスへの出力もサポートしています。

4K カメラ 1 台から最大 8 台分のカメラ映像を抽出

4K カメラ 1 台から最大 8 台分のカメラ映像を抽出

討論会やトーク・イベントなど会場全体の映像に出演者のクローズアップを組み合わせたい場面では、複数のカメラが必要になります。このような場面においてV-600UHDの「ROI(Region of Interest)機能」を使えば、1台の4Kカメラの映像から必要な領域を最大8つまで切り出し、入力映像として切り替えることが可能です。カメラの台数に頼ることなく、またコストを抑えながらも映像演出の幅を広げることができます。

顔認識情報を使った自動カメラワーク

No Camera Operators Required

「Automatic ROI」は、4K対応ビデオカメラの顔認識情報とV-600UHDのROI機能を融合させ、 4K映像から人物の顔の位置を基準にして、HD映像を自動的に切り出すことができる機能です。 Canonのビデオカメラ XF705/400/405と組み合わせると、最大2名までの顔認識が可能。 人物が動いても顔の位置を自動的に認識し、あたかも実際にカメラでパン、チルト、ズームを しているかのような、滑らかなカメラワークの映像を自動的に作り出すことができます。 V-600UHDとカメラの接続は12G-SDIもしくはHDMI(2.0対応)ケーブル1本とLANケーブル1本をつなぐだけの簡単なセットアップです。


多彩かつ自由な映像合成

多彩かつ自由な映像合成

V-600UHDではピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)を2つまで表示可能。専用のプロセッサーを使うことなく、アスペクト比やサイズ、入力映像のスケーリングも自在に、画面上の好きな場所に子画面を配置できます。自由度の高いピクチャー・イン・ピクチャー機能と高精細なDCI 4Kの映像を組み合わせることで、多彩な映像演出を実現します。

ミキサー内蔵による柔軟な音声管理

音声も一括管理

V-600UHDは24bit / 48kHzの高性能な音声処理に対応したオーディオ・ミキサーを内蔵。SDIやHDMIに含まれる音声(エンベデッド・オーディオ)に加え、外部から入力された音声のミキシングが可能です。選択した映像から音声をディエンベデッドし、外部のオーディオ・ミキサーへの送出や、外部のオーディオ・ミキサーの音声をV-600UHDの映像出力にエンベデッドすることで、プログラム映像や控室用モニターなど、用途に応じた設定ができます。イベントやホールなどの既存のPAシステムと組み合わせた運用をサポートします

PTZ カメラ制御機能

Multiple PTZ & Remote Camera Control

Canon、Panasonic、JVC、Sony、PTZ Optics、AvonicやVISCA互換の一部のPTZカメラを専用コントローラーを使わずに、V-600UHDからカメラのパン、チルト、ズーム、カメラプリセットなどの機能をLAN経由で制御できます。
詳細はこちら

LED ディスプレイを使った演出に最適なソリューション

LED ディスプレイを使った演出に最適なソリューション

近年技術進化が著しいLEDディスプレイはステージや大規模音楽フェスには欠かせない映像演出の機材です。一方で暗い空間内の非常に明るい照明やLEDディスプレイを背にするようなステージでは、従来のSDRカメラやスイッチャーを使ったシステムでは、ステージ上の出演者の輪郭に影を落とし、出演者への適正なライティングが難しい場面です。しかし、HDRに対応したV-600UHDとカメラを組み合わせることで、黒つぶれや白飛びを抑えた映像が実現できます。

企業イベントや音楽フェスなどの大規模イベントでも、1920 ピクセルの HD サイズより横幅の大きな映像が使用されることが増えてきました。DCI 4K(シネマ4K)の解像度をサポートする V-600UHD があれば、最大で横 4096 ピクセルまでのディスプレイでの自由な映像演出が可能。演出家のクリエイティビティを刺激することでしょう。
また V-600UHD は「ドット・バイ・ドット」に対応した高品質なスケーリング出力機能を備え、直接 LED ディスプレイのコントローラーへ接続可能。LED プロセッサーの手前に専用のスケーラーを使うことなく、LED ディスプレイのピクセル数に合わせた映像を送ることができます。

映像
映像処理
YCbCr 4:4:4、10ビット
映像チャンネル数
6チャンネル
入力映像フォーマット
HDMI IN 1~4(ビデオ、CEA-861-F):
720p:1280×720p、50/59.94/60Hz
1080i:1920×1080i、50/59.94/60Hz
1080p:1920×1080p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60/100/119.88/120Hz
2160p(UHD):3840×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz
2160p(DCI):4096×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz

HDMI IN 1~4(PC、VESA DMT):
1024×768(XGA):60Hz
1280×1024(SXGA):60Hz
1600×1200(UXGA):60Hz

HDMI IN 1~4(PC、CEA-861-F):
1920×1080(FHD):30/60Hz
3840×2160(UHD):24/30/60Hz
4096×2160(DCI):24/30/60Hz

SDI IN 5~6(ビデオ、SMPTE ST296):
720p:1280×720p、50/59.94/60Hz

SDI IN 5~6(ビデオ、SMPTE ST274):
1080i:1920×1080i、50/59.94/60Hz
1080p:1920×1080p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz

SDI IN 5~6(ビデオ、SMPTE ST2048-2):
1080p(2K DCI):2048×1080p、
23.98/24/25/29.97/30/47.95/48/50/59.94/60Hz

SDI IN 5~6(ビデオ、SMPTE ST2036-1):
2160p(UHD):3840×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz

SDI IN 5~6(ビデオ、SMPTE ST2048-2):
2160p(DCI):4096×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/47.95/48/50/59.94/60Hz
RGB IN 1(PC、VESA DMT):
1600×1200(UXGA):60Hz

RGB IN 1(PC、CEA-861-F):
1920×1080(FHD):60Hz
出力映像フォーマット
HDMI OUT 1~3(ビデオ、CEA-861-F):
1080p:1920×1080p、50/59.94Hz
2160p(UHD):3840×2160p、50/59.94Hz
2160p(DCI):4096×2160p、50/59.94Hz

HDMI OUT 1~3(PC、CEA-861-F):
1920×1080(FHD):1920×1080p、50/59.94/60Hz
1920×1080(FHD):1920×1080p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz(Formatが「3840×2160」でDown Convertが「FHD」の場合)
3840×2160(UHD):3840×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz
4096×2160(DCI):4096×2160p、
23.98/24/25/29.97/30/50/59.94/60Hz

SDI OUT(ビデオ、SMPTE ST274):
1080p:1920×1080p、50/59.94Hz

SDI OUT(ビデオ、SMPTE ST2036-1):
2160p(UHD):3840×2160p、50/59.94Hz

SDI OUT(ビデオ、SMPTE ST2048-2):
2160p(DCI):4096×2160p、50/59.94Hz

MULTI-VIEW(PC、CEA-861-F):
1920×1080(FHD):60Hz

※色域:Rec.709、Rec.2020
※輝度:SDR、HDR PQ(HDR10)、HDR HLG
静止画
Windows Bitmapファイル(.bmp)、最大4096×2160ピクセル、24ビットカラー、非圧縮
PNGファイル(.png)、最大4096×2160ピクセル(PNGファイルのαチャンネルは読み込めません)
映像エフェクト
Transition:Mix、Cut、Wipe(9パターン)
Composition:PinP、Key(ルミナンス・キー、クロマ・キー)、PinP+Key(ルミナンス・キー、クロマ・キー)
DSK:PinP、Key(ルミナンス・キー、クロマ・キー)、PinP+Key(ルミナンス・キー、クロマ・キー)
パターン・ジェネレーター:12パターン、4モーション
その他:Output Fade、Output Freeze、Output Capture
音声
音声処理
24ビット/48kHz
オーディオ・フォーマット
SDI IN/OUT:リニアPCM、24ビット/48kHz、16ch(SMPTE 299M準拠)
HDMI IN/OUT:リニアPCM、24ビット/48kHz、2ch
オーディオ・エフェクト
マトリクス・ミキサー
ディレイ(1ms単位、最大500ms)
テスト・トーン出力
共通部
その他の機能
メモリー(64設定)
EDIDエミュレーター(HDMI IN)
パネル・ロック機能
リモート・カメラ制御(最大6台)
接続端子
映像入力端子
HDMI IN 1~4端子:HDMIタイプA×4(HDMI 2.0)
SDI IN 5~6端子:BNCタイプ×2(12G/6G/3G/HD-SDI、SMPTE 2082、2081、424M(Level-A、Level-B)、292M準拠)
RGB IN 1端子:15ピン・ミニD-subタイプ(アナログRGB、HDMI IN 1かRGB IN 1かをメニューで選択)
映像出力端子
HDMI OUT 1~3端子:HDMIタイプA×3(HDMI 2.0)
SDI OUT端子:BNCタイプ(12G/3G-SDI、SMPTE 2082、424M(Level-A、Level-B)準拠)
MULTI-VIEW端子:HDMIタイプA(HDMI 1.4)
音声入力端子
アナログ:
AUDIO IN L/R端子:XLR-3-31タイプ×2(バランス)

デジタル:
HDMI IN 1~4端子:HDMIタイプA×4
SDI IN 5~6端子:BNCタイプ×2
音声出力端子
アナログ:
AUDIO OUT L/R端子:XLR-3-32タイプ×2(バランス)
PHONES端子:ステレオ・ミニ・タイプ

デジタル:
HDMI OUT 1~3端子:HDMIタイプA×3
SDI OUT端子:BNCタイプ
MULTI-VIEW端子:HDMIタイプA
その他の端子
USB MEMORY端子:USB Aタイプ(USBメモリー用)
RS-232端子:9ピンD-subタイプ(オス)(外部制御用)
LAN端子:RJ45タイプ、100BASE-TX(外部制御用)
TALLY/GPI端子:25ピンD-subタイプ(メス)(Tally:16、GPI:8)

※XLRタイプ:1 GND、2 HOT、3 COLD
オーディオ入出力規格
規定入力レベル
AUDIO IN L/R:+4dBu(最大入力レベル:+24dBu)
入力インピーダンス
AUDIO IN L/R:15kΩ
規定出力レベル
AUDIO OUT L/R:+4dBu(最大出力レベル:+24dBu)
PHONES:92mW+92mW(32Ω)
出力インピーダンス
AUDIO OUT L/R:600Ω
PHONES:10Ω
その他
電源
AC100V(50/60Hz)
消費電力
80 W
動作温度
+5~+40℃
外形寸法
482(幅)×300(奥行き)×116(高さ)mm
※ラック・マウント・アングルを取り付けた状態
質量
5.3kg
※ラック・マウント・アングルを含む
付属品
保証書
スタートアップ・ガイド
電源コード(2P-3P変換器)
ラック・マウント・アングル×2
ローランド ユーザー登録カード
※0dBu=0.775Vrms
※本製品の電磁適合性規格は、FCC Part 15 Class Aです。
Vシリーズ 機能比較表

Vシリーズ 機能比較表

ビデオ・スイッチャー Vシリーズの機能比較表です。Read more…

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