XS-82H / XS-83H / XS-84H System Program (Ver.3.16)
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バージョンの確認方法XS
~ダウンロードをする前に、XS-82H / XS-83H / XS-84H のバージョンをチェックしてください。~
- [ OUT1-OFF ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ [ OUT1-OFF ] ボタンは、ディスプレイにバージョンが表示されるまで押し続けてください。
- ディスプレイに表示されたバージョンを確認してください。
今回のアップデートを実行すると、次のバージョンになります。お使いのバージョンが古い場合には、アップデートを行ってください。
System:3.16
NPU:1.012
※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
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変更内容
[ Ver.3.16 ] 2023/03
[ 不具合修正 ]
- 一部のPCと接続した時、HDMI/RGB 入力映像にノイズがのることがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.15 ] 2019/12
[ 不具合修正 ]
- USB Type-C to HDMI 変換を使用して接続した時、HDMI 入力映像にノイズがのることがある不具合を修正しました。
- EDID エミュレーター動作の不具合を修正しました。
[ Ver.3.14 ] 2018/09
[ 不具合修正 ]
- Ver.3.0x 以前に作成されたバックアップデータを Ver.3.1x 以降で読み込んだ時、iPad アプリ XS-80H Remote 関連のパラメーターがリストアされない不具合を修正しました。
[ Ver.3.13 ] 2018/01
[ 不具合修正 ]
- OFF SWITCH MODE が OUTPUT FADE の状態でチャンネル切り替えを行うと、音声を出力しないことがある不具合を修正しました。
[ 機能改善 ]
- キャプチャー・ソースが未入力の状態では、キャプチャーを実行しないように修正しました。
- Windows 10 タブレットとの接続性を改善しました。
[ Ver.3.12 ] 2017/04
[ 不具合修正 ]
- LAN/RS-232C で XS-80H RCS との接続ができない不具合を修正しました。
[ Ver.3.11 ] 2017/03
[ 不具合修正 ]
- Ver.3.10 へアップデート後、正常に起動しないことがある不具合を修正しました。
※ Ver.3.10 において正常に起動しない状態からのアップデートも可能です。
[ Ver.3.10 ] 2017/03
[ 機能改善 ]
- 現在使用中のプリセット・メモリーの点灯パターンを設定が可能になりました。
MODE1 : |
プリセットをコールした際に水色点灯になり、別のプリセットをコールするまで水色点灯を継続します。
(どのプリセットを呼び出した状態かの確認ができます。) |
MODE2(初期値) : |
コールした状態からパラメーター変更があった時、水色点灯 -> 青色点灯 へ切り替わります。
(呼び出した状態のままかどうかを確認ができます。) |
MODE3 : |
プリセットをコールした際に水色点灯になり、コールした状態からパラメーター変更があった時、水色点灯 -> 紫点灯へ切り替わります。
(どのプリセットを呼び出した状態か、またプリセットの保存状態からパラメーター変更があったかどうかを確認できます。) |
- シリアルコマンド出力機能で、出力するコマンドに応じたポップアップ・メッセージを出すように変更しました。
プロジェクター / モニター電源制御コマンド : |
「CMD: POWER ON」/「CMD: POWER OFF」 |
AV MUTE/VIDEO MUTE コマンド : |
「CMD: VMUTE ON」/「CMD: VMUTE OFF」 |
AUDIO MUTE コマンド : |
「CMD: AMUTE ON」/「CMD: AMUTE OFF」 |
シャッター・コマンド : |
「CMD: SHUTTER ON」/「CMD: SHUTTER OFF」 |
[ 不具合修正 ]
- INPUT CH2 / CH4 / CH6 / CH8 で AUTO SAMPLING が正常に動作しないことがある不具合を修正しました。
- SPAN / ROTATION / 4K モードにおいて、プリセットコール時に音声チャンネルのクロスポイント状態を正しくロードできないことがある不具合を修正しました。
- telnet 接続/切断を 200 回以上繰り返した場合に、接続できなくなることがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.01 ] 2016/08
[ 機能改善 ]
- DUAL PGM-PST モードの SYNC-TAKE のパフォーマンスを向上しました。
DUAL PGM-PST モードで、TRANSITION TIME 0.0sec 設定で SYNC-TAKE を行った場合、同タイミングで切り替わる様に改善しました。
- iPad アプリ「 XS-80H Remote 」からコマンド出力が登録されたプリセットを押した時、ボタンを一定時間ハイライト表示するように変更しました。
[ 不具合修正 ]
- 24.85日 以上連続通電した場合、映像切替/音声切替/出力映像 OFF ができなくなる不具合を修正しました。
- リモートコマンドでキーロックが正しく設定できない不具合を修正しました。
- 出力フォーマット 1366x768/60 Hz、75 Hz 設定時、出力映像の垂直位置がズレることがある不具合を修正しました。
- PGM-PST 系モードで、TRANSITION TIME 0.0 sec 設定で、TAKE 時に稀に映像が乱れる不具合を修正しました。
- 外部制御を連続して行った場合、LAST MEMORY が機能しないことがある不具合を修正しました。
- 4K-2 モードで CH5/6/7/8 選択時、出力映像の同期がズレていた不具合を修正しました。
- 映像切替中の音声切替や音声切替中の映像切替ができない不具合を修正しました。
- iPad アプリ「XS-80H Remote」からフリーズの解除ができない不具合を修正しました。
- 現在選択しているプリセットが水色点灯しないことがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.00 ]
[ 機能追加 ]
詳しくは、「 Ver.3.00 で追加された機能」( XS-82H_83H_84H_l_v30_j01_W.pdf )をご覧ください。
- PC アプリ「 XS-80H RCS 」に対応しました。
- 映像の出力モードを追加しました。( 2×PGM-PST、3×PGM-PST、DUAL DISSOLVE、DUAL PGM-PST )
- ベゼル調整機能を追加しました。
- パネル操作機能を追加しました。
- 静止画キャプチャー機能を追加しました。
- アウトプット・フリーズ機能を追加しました。
- RS-232C または HDBaseT を使ってプロジェクターの電源 ON/OFF ができるようになりました。
EPSON、Panasonic、Sony のプロジェクターの制御が可能です。
[ 機能改善 ]
- 出力解像度に 1280x800 を追加しました。
- EDID に 1280x800 を追加しました。
- VIDEO INPUT / VIDEO OUTPUT メニューの ZOOM 値の変化量を 0.1% 単位に変更しました。
- LAN の設定に SUBNET MASK を追加しました。
- ガイドの表示を、映像の内側/外側から選べるようにしました。
- TEST PATTERN の種類を追加しました。( CIRCLE, VERTICAL STRIPE, HORIZONTAL STRIPE )
- ネットワーク全般の接続性を改善しました。
[ 不具合修正 ]
- RECALL SAFE を設定した状態で、STARTUP メモリに PRESET を選択した場合、PRESET 通りの設定で起動しない不具合を修正しました。
- プリセットコール後の OUTPUT FADE が正しく動作しない場合がある不具合を修正しました。
[ Ver.2.02 ]
[ 不具合修正 ]
- PRESET モードにおいて、TRANSITION TIME の設定に関わらずフェードインが 0 sec (カットイン)になる不具合を修正しました。
[ Ver.2.01 ]
[ 不具合修正 ]
- 規格から外れたタイミングの HDMI 信号が入力された場合、CH1 と CH5 ~ CH8 で入力を認識しない不具合を修正しました。
- 特定の HDMI モニターにおいて、HDCP が ON の場合に認識しないことがある不具合を修正しました。
- 出力モードの切り替えを伴うプリセットの呼び出しを行う場合、オーディオのクロス・ポイントが正しく設定されない不具合を修正しました。
[ Ver.2.00 ]
詳しくは、「 Ver.2.00 で追加された機能」( XS-82H_83H_84H_l_v20_j01_W.pdf )をご覧ください。
[ 機能追加 ]
- 出力モードの切り替え時、出力映像が途切れなくなりました。
- 映像の出力モードに「 DISSOLVE モード」と「 PGM-PST モード」が追加されました。
- HDMI から出力する音声チャンネル数を設定できるようになりました。
- 出力画面にガイドを表示できるようになりました。
- MULTI モード出力時、各ウィンドウの表示/非表示機能が追加されました。
- キー・ロック・モードの対象となるボタンが追加されました。
- 出力チャンネルごとに音声の送り量を設定できるようになりました。
- ビデオ系解像度の EDID が追加されました。
[ 不具合修正 ]
- iPad との接続設定で「 WIRELESS LAN 」の「 AD-HOC MODE 」での接続がしにくい問題を解決しました。
[ Ver.1.10 ]
[ 機能追加 ]
- iPad App「 XS-80H Remote 」に対応しました。
詳しくは、「 XS-80H Remote 取扱説明書」をご覧ください。
- 入出力オーディオ・ミュート・コマンドを追加しました。
詳しくは、「 XS-82H / XS-83H / XS-84H リファレンス・マニュアル Ver.1.10 以降」をご覧ください。
[ 不具合修正 ]
- MULTI モードにおいて、OAV / OVS / OAS コマンドでのソース CH 変更ができない不具合を修正しました。
[ Ver.1.02 ]
[ 仕様変更 ]
- 出力フォーマットの選択肢から 1400x1050 を除外しました。
※ 1400x1050 を設定していた場合は引き続き利用することができますが、設定の変更を行うと再度選択することはできません。
※リモートコマンドの VOR コマンドで 1400x1050(設定不可)を送った場合、INVALID VALUE を返答します。
[ 不具合修正 ]
- 入力フォーマットが連続して変更された場合、入力の検出が停止することがある不具合を修正しました。
- 入力端子切替時に乱れた映像が映ることがある不具合を修正しました。
- リモートコマンドの OTS コマンドで出力の HDCP 設定が正しく返答されていなかった不具合を修正しました。
- リモートコマンドの OTS コマンドで OUTPUT2 の出力解像度が正しく返答されていなかった不具合を修正しました。
[ Ver.1.01 ]
[ 不具合修正 ]
- 「設定を工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)」を実行しても「 OFF SWITCH 」の設定が初期化されない不具合を修正しました。
- 高温状態で起動した場合、ディスプレイが正常に表示されない場合がある不具合を修正しました。
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アップデートに必要なもの
XS-82H / XS-83H / XS-84H のシステム・プログラムをアップデートする為に、以下のものが必要になります。
- XS-82H / XS-83H / XS-84H 本体
- USB メモリー
あらかじめ XS-82H / XS-83H / XS-84H でフォーマットされたもの
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アップデート作業における注意点
- このシステム・プログラムを、XS-82H / XS-83H / XS-84H 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート中は XS-82H / XS-83H / XS-84H の電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムや XS-82H / XS-83H / XS-84H 本体が破損する恐れがあります。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
xs8xh_sys316.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードを行ったファイルは zip 形式のアーカイブ・ファイルとなっていますので、ダブルクリックして解凍してください。
解凍が終了すると、インストールに必要なデータを納めた xs8xh_sys_v102 フォルダと xs8xh_sys_v316 フォルダが現れ、その中にファイル XS-8xH.PRG が納められています。
また、xs8xh_npu_1012 フォルダには、XS-8xNPU.IMG が納められています。
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アップデート
現在お使いのバージョンによって、アップデート手順が異なります。
【
Ver.1.00 / Ver.1.01 をお使いの場合】
最初に、xs8xh_sys_v102 フォルダ内の XS-8xH.PRG を利用して、Ver.1.02 へアップデートを行ってください。
引き続いて、xs8xh_sys_v316 フォルダ内の XS-8xH.PRG を利用して、Ver.3.16 へアップデートを行ってください。
最後に、xs8xh_npu_1012 フォルダ内の XS-8xNPU.IMG を利用して、NPU Ver.1.012 へアップデートを行ってください。
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU Ver.1.012 になっている場合は、【 NPU アップデート】は不要です。
【
Ver.1.02 / Ver.1.10 / Ver.2.00 / Ver.2.01 / Ver.2.02 / Ver.3.00 / Ver.3.01 / Ver.3.10 / Ver.3.11 / Ver.3.12 / Ver.3.13 / Ver.3.14 / Ver.3.15 をお使いの場合】
最初に、xs8xh_sys_v316 フォルダ内の XS-8xH.PRG を利用して、Ver.3.16 へアップデートを行ってください。
次に、xs8xh_npu_1012 フォルダ内の XS-8xNPU.IMG を利用して、NPU Ver.1.012 へアップデートを行ってください。
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU Ver.1.012 になっている場合は、【 NPU アップデート】は不要です。
●アップデート用 USB メモリーの作成
- システム・アップデート用のファイル XS-8xH.PRG を USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。
- NPU アップデート用のファイル XS-8xNPU.IMG を USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU Ver.1.012 になっている場合は、NPU アップデート用のファイル XS-8xNPU.IMG のコピーは不要です。
●アップデート方法
【システム・アップデート】
- USB メモリーを XS-82H/XS-83H/XS-84H の USB MEMORY 端子に挿して、パネルの [ OUTPUT1 CH5 ] ボタン、[ OUTPUT1 CH7 ] ボタン、[ OUTPUT1 OFF ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ボタンは、[ SWITCHING MODE ] ボタンが点滅するまで押し続けて下さい。
- [ VALUE ] つまみを押してください。アップデートが自動的に進みます。
- モニターに“ Please Restart XS-8xH ”と表示されたらアップデートは完了です。
電源を切って、アップデートを終了します。
【 NPU アップデート】
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU Ver.1.012 になっている場合は、【 NPU アップデート】は不要です。
- USB メモリーを XS-82H/XS-83H/XS-84H の USB WLAN ADAPTOR 端子に挿して、パネルの [ OUTPUT2 CH5 ] ボタン、[ OUTPUT2 CH7 ] ボタン、[ OUTPUT2 OFF ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ボタンは、[ SWITCHING MODE ] ボタンが点滅するまで押し続けて下さい。
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU Ver.1.012 になっている場合は、「 No Need to Update 」と表示されます。電源を切って NPU アップデートを終了してください。
- [ VALUE ] つまみを押してください。アップデートが自動的に進みます。
- モニターに“Please Restart”と表示されたらアップデートは完了です。
電源を切って、NPU アップデートを終了します。
NPU アップデート実行時に「 update failure please restart 」と表示されて、NPU アップデートに失敗するケースが報告されています。(2016/02/09)
アップデートに失敗した場合は、以下の方法で再度アップデートをお試しください。
- 異なる USB メモリーを利用してください。
USB メモリーを XS-82H/XS-83H/XS-84H でフォーマットした後、xs8xh_npu_1012 フォルダ内の XS-8xNPU.IMG だけを USB メモリーにコピーして【 NPU アップデート】を実行して下さい。