V-80HD System Program ( Ver.1.11 )


バージョンの確認方法
ダウンロードをする前に、V-80HDのシステム・プログラムのバージョンを確認してください。
  1. [MENU]ボタンを押して、 メニュー画面を呼び出します。
  2. [VALUE]つまみを回して「System」を選び、[VALUE]つまみを押します。
  3. [VALUE]つまみを回して、「System Information」を選びます。
    バージョンが表示されます。
    ※ 最新バージョンが表示された場合は、アップデートの必要はありません。

更新内容
[Ver.1.11]2025/07
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
  • SDI入力端子のケーブルを挿抜したとき、映像出力が停止することがある。
  • 起動時、まれにHDMIの入力映像が乱れた状態になる。
  • 長時間の配信・録音をすると、映像と音声が徐々にずれていく。
  • VenuSetと接続しながらカメラ・コントロールしたとき、VenuSetに実機の状態が反映されない。
[Ver.1.10]2025/06
機能追加
  • LAN/RS-232 簡易制御コマンドに対応しました。
    ※詳しくは、[LAN/RS-232 簡易制御コマンド] をご覧ください。
  • コントロール・アプリ「VenuSet」に対応しました。
  • ヤマハのデジタルミキサーDM3シリーズと連携する機能を追加しました。
    V-80HDからDM3シリーズのシーンメモリー呼び出し、V-80HDのオーディオ・チャンネルとDM3シリーズのフェーダー/ミュート・ボタンの同期動作ができます。
    ※詳しくは、[V-80HD リファレンス・マニュアル] をご覧ください。
  • メニューを閉じているときに [EXIT] ボタンを押すことで、Still Outputを「Off」にできる機能を追加しました。
機能改善
  • Stream&Record、SRT Outの設定用Webアプリで使用しているサーバーの更新に対応しました。
    2025年8月以降もWebアプリをお使いいただくには、Ver.1.10以上へのアップデートが必要です。
  • カメラ・コントロールのタリー・ランプ点灯機能の応答性を改善しました。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
  • まれにSDI出力から映像が出力されないことがある。
  • SDI出力フォーマットが1080iのとき、フィールドが反転することがある。
  • メニューからシャットダウンすると、キャプチャーした静止画が保存されない。
  • その他、軽微な不具合。
[Ver.1.05]2025/02
機能追加
  • CTL/EXP端子に接続したフットスイッチ、GPI、USBテンキーで、Windows専用ソフトウェアGraphics Presenterを操作できる機能を追加しました。
    Graphics Presenterが動作しているパソコンとV-80HDをUSBケーブルで接続すると、V-80HD側からGraphics Presenterをコントロールすることができます。
機能改善
  • Auto Mixingが「ON」のとき、Auto Mixingでの減衰量をAuto Mixing Viewのレベル・メーター上に重ねて表示するよう変更しました。
  • Still ImageのLoad From Storage画面で、V-80HDから書き出した静止画を参照できるよう変更しました。
    ファイル・ブラウザー上部の「Root/Saved」を「Saved」に切り替えると、V-80HDから書き出すときのフォルダー「Roland/V-80HD/still」内を参照することができます。
  • 配信・録画機能での音声処理を最適化し、安定性を改善しました。
  • メニュー内の表記を一部変更しました。
  • メニュー構成やレイアウトを見直しました。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
  • ファイル・サイズの大きいバックアップ・ファイルをリストアすると、V-80HDがハングアップする。
  • Video Player/SRT Inの動作中にバックアップ・ファイルのリストアをすると、Video Player/SRT Inが動作しなくなる。
  • Capture ImageでSDI入力映像をキャプチャーすると、若干上にズレた状態の静止画がキャプチャーされる。
  • 映像出力端子からの音声出力にノイズがのることがある。
  • SDI入力端子のケーブルを挿抜したとき、SDI入力映像や静止画にノイズがのることがある。
  • AUX Linked PGMが有効なとき、Audio Output Assignに「AUX 1 Bus」~「AUX 2 Bus」をアサインしても、Main Busが出力される。
  • Video Player再生・停止時に映像が一瞬ちらつく。
  • Video Playerで映像のインポートに失敗した時、エラーメッセージが表示されない
  • インターレースの映像を入力したとき、映像の切り替え直後に映像が一瞬乱れることがある。
  • Audio PlayerのNameが保存されない。
  • その他、軽微な不具合。
[Ver.1.04]2024/09
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
  • SDI IN端子を挿抜すると、SDI OUTの映像が出力されなくなる。
[Ver.1.03]2024/08
機能追加
  • Windows/macOS専用リモート・コントロール・ソフトウェア「V-80HD RCS Ver.1.0.0」に対応しました。
    ※ 詳しくは、「V-80HD RCS 接続ガイド」をご覧ください。
  • iPad専用コントロール・アプリ「V-80HD Remote Ver.1.0.0」に対応しました。
    ※ 詳しくは、「V-80HD Remote 接続ガイド」をご覧ください。
  • PinP&KeyやDSKのクロマキー合成の内部処理を改善し、より正確に背景色を透過できるようにしました。
    微調節するためのパラメーター、「Value Fine」と「Value Width」を追加しました。
  • PinP&KeyやDSKのクロマキー合成に、境界付近の背景色を除去する機能を追加しました。
    Despillを「On」にすると、透過部分との境界付近で、背景色が滲んでしまうのを除去することができます。
  • Assignable Padsに、Copy、Swap、Initializeの機能を追加しました。
  • Camera ControlのTally Channelに、SRT Inを追加しました。
機能改善
  • Wipe Border Color設定などで、メニュー上に色見本を表示するようにしました。
  • 一部のメッセージの表示を変更しました。
  • 一部のパラメーターの初期値を変更しました。
  • メニュー構成やレイアウトを見直しました。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
  • まれにSDI OUTが出力されないことがある。
  • Stream&Recordで、Audio Recのみ動作させると正常に終了しない。
  • Audio In 1/2のStereo Linkが有効なとき、R側のCompressorが正常に動作しない。
  • Audio In 1/2のStereo Linkが有効な状態で再起動すると、R側の音声の設定が正しく反映されない。
  • Panel Operationが「A/B」の時にSplitを使用すると、A/Bバスと映像の割り当てが入れ替わることがある。
  • Panel Operationが「A/B」「PGM/PST (16)」のとき、Effects Transition Syncの設定が変更できない。
  • SRT In/Out画面のUse Web Applicationから設定を変更しても、設定が反映されないことがある。
  • Languageを「English」以外に設定すると、一部のメニューの項目名が実際とは異なる表示になる。
  • Audio PlayerのFade In TimeとFade Out Timeが正しく動作しない。
  • Number of MACRO Buttonを「24」にした場合、PGM/PSTボタンを押したときに正しく動作しないことがある。
  • Number of MEMORY ButtonまたはNumber of MACRO Buttonを「24」にした場合、パネル・ロックが正常に動作しない。
  • その他、軽微な不具合。

アップデートに必要なもの
  • V-80HD本体
  • USBメモリー
    ※ USBメモリーを初めて使うときは、必ずV-80HDでフォーマットしてください。

アップデート作業における注意点
  • このシステム・プログラムは、V-80HD以外の製品には使えません。他の製品に使うと、データやシステムを破損する可能性があります。
  • アップデート中は、V-80HDの電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムやV-80HD本体が破損する恐れがあります。
  • システム・プログラムの入手ができない、またはアップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口にご相談ください。
  • このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。

ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
  1. 画面下部にあるソフトウェア使用許諾契約を確認し、「同意する」にチェックを入れます。
  2. 「ダウンロード」ボタンをクリックして、システム・プログラム(v80hd_sys_v111.zip)をダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを解凍します。
    • Windows: ファイルを右クリックして「すべて展開」を選び、「展開」をクリックします。
    • macOS: ファイルをダブルクリックして解凍します。
      「v80hd_sys_v111」フォルダーが表示されます。
  4. V-80HDでフォーマットしたUSBメモリーを、パソコンに接続します。
  5. 「v80hd_sys_v111」フォルダーを開き、「V-80HD.PRG」をUSBメモリーのドライブを開いてすぐの階層(USBメモリーのルートディレクトリ)にコピーします。
    ※「V-80HD.PRG」の名前は変更しないでください。

アップデート手順
  1. V-80HDのUSB HOST端子に、USBメモリーを接続します。
  2. [DSK PGM]ボタン、[PinP & KEY 1 PGM]ボタン、[PinP & KEY 2 PGM]ボタンを押しながら、電源を入れます。
    ※ 3つのボタンのLEDが点灯するまで、ボタンは押したままにしてください。
  3. ディスプレイに「SYSTEM UPDATE PRESS [ENTER] 」と表示されたら、[VALUE]つまみを押します。
    アップデートが開始されます。
    ※ アップデートには2分程度かかります。
    ※ アップデート中は、V-80HDの電源を絶対に切らないでください。
  4. ディスプレイに「UPDATE COMPLETED PLEASE RESTART」と表示されたら、[POWER]ボタンを押して電源を切ります。
  5. USB HOST端子からUSBメモリーを抜きます。
  6. 電源を入れて、最新バージョンにアップデートされていることを確認します。
    ※ アップデート後の初回起動時に、アップデート処理を実行します。このとき、LEDが消灯したりファンが高速回転したりすることがありますが故障ではありません。起動するまでお待ちください。