V-800HD システム・プログラム ( Ver.1.60 )
【重要】
バージョン 1.50 未満とのメモリ互換はありません。
アップデート後の初回起動時に自動でファクトリー・リセットが実行されます。
※バージョン 1.50 以降からのアップデートの場合は、メモリ内容は保持されます。 |
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バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、V-800HD のシステム・ファームウェアのバージョンをチェックしてください。~
- [ OUTPUT FADE ]を押しながら電源を入れます。
※ OUTPUT FADE はバージョンが 7 セグメント LED に表示されるまで押し続けてください。
- 7 セグメント LED に表示されるバージョン番号を確認します。
- V-800HD の電源を切ります。
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※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
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更新内容
[ Ver.1.60 ] 2019/11
不具合修正
- Output Fade モードを「 Output Freeze 」に設定して再起動すると、静止画が正しく読み込まれずに起動する不具合を修正しました。
- DVI-D/HDMI 入力の色が白飛びすることがある不具合を修正しました。
[ Ver.1.59 ] 2018/09
不具合修正
- Wipe Pattern Direction を Reverse に設定した場合、T-BAR を途中で止めた状態で PGM/PST の CH を変更した時、正しく CH 切替が行われない不具合を修正しました。
- T-BAR を途中で止めた状態で Wipe Pattern を変更した時、即座に変更が反映されない不具合を修正しました。
[ Ver.1.58 ] 2018/03
不具合修正
- HDMI OUT 端子 (MULTI-VIEW) に接続した一部のモニターで、映像が映らないことがある不具合を修正しました。
- マルチ・ビューのラベルが正しく表示されないことがある不具合を修正しました。
[ Ver.1.57 ] 2017/03
不具合修正
- DVI ケーブルの抜き差しを繰り返すと、ごくまれに DVI 入力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。
[ Ver.1.56 ] 2016/08
不具合修正
- SDI 入力のプロセスを見直し、まれに SDI 入力できないことがある不具合を修正しました。
[ Ver.1.55 ] 2016/04
不具合修正
- ごくまれに SDI 入力ができない不具合を修正しました。
- RGB 入力のフォーマット認識を向上し、1366 x 768 / 60Hz を 1280 x 768 / 60Hz と誤判定する不具合を修正しました。
[ Ver.1.52 ]
- 内部処理を改善しました。
※ 製品仕様に影響する変更はございません。
[ Ver.1.51 ]
不具合修正
- コンポジットアウトの映像が乱れることがある不具合を修正しました。
- 電源を OFF にすると、MEMORY ボタンに保存した設定が消えることがある不具合を修正しました。
- メイン出力およびアナログ出力の出力フォーマットを切り替えるときに、まれにレインボー状のノイズが発生する症状を修正しました。
- Thunderbolt 搭載 MacBook Pro とアナログ RGB で接続した場合に、V-800HD の OUTPUT およびプレビューの出力映像の色がおかしくなる不具合を修正しました。
- Output Freeze を有効にして、内部メモリーの 1 番に割り当てた出力がピンク色になる不具合を修正しました。
[ Ver.1.50 ]
機能改善/機能追加
※ 詳しくは、「
V-800HD 取扱説明書」の「バージョン 1.50 追加機能」および「 V-800HD リファレンス・マニュアル」をご覧ください。
- 3G-SDI Level B に対応
3G-SDI の Level B マッピング( 1080p 50Hz, 1080p 59.94Hz )に対応しました。
- 入力映像同期
SDI 入力信号をリファレンスとして V-800HD が同期動作することができます。
- フィールド同期処理
インターレースの入出力において、フィールドを一致させることができます。
- AB スイッチング
A / B スイッチング方式で操作することができます。
- 入力映像 AUX 出力
入力 CH の映像を AUX バスに送ることができます。
- 読み込みパラメータ選択
MEMORY ボタン操作によって読み出すパラメータを選択できます。
- 自動記録
現在の機器の状態を自動でメモリー 1-1 に書き込みます。次回起動時にメモリ 1-1 の内容が読み込まれ機器の状態が再現されます。
- 出力の色調節幅の拡大
出力の色調節幅が拡大しました。
- クロマキー HUE 微調節機能追加
従来、キー色は青または緑固定でしたが、色の微調節が可能になりました。
- HDCP 非対応マルチ・ビュー・モニター対応
マルチ・ビュー・モニターに HDCP 非対応のモニタが接続可能です。
- バージョン表示
System メニューでV-800HD のバージョンが確認できます。
[ Ver.1.02 ]
不具合修正
- DVI 入力の色空間の検出方法に誤りがあった不具合を修正しました。
機能改善
- インターレース映像の入力に対して、デインターレース処理の改善により、画質を向上しました。
- マルチ・ビュー・モニターへの出力が DVI-D に対応しました。
詳しくは、「マルチ・ビュー・モニターへの出力フォーマット選択」( V-800HD_ver102_add_j01.pdf )をご覧ください。
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アップデートに必要なもの
- V-800HD 本体
- HDCP 対応モニター・ディスプレイ
- USB メモリー( M-UF1G / M-UF2G )
あらかじめ、コンピューターを使って FAT32 形式でフォーマットしておいてください。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
v800hd_sys_v160.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードを行ったファイルは zip 形式のアーカイブ・ファイルとなっていますので、ダブルクリックして解凍してください。
解凍が終了すると、インストールに必要なデータを納めた v800hd_sys_v160 フォルダが現れ、その中にファイルV-800HD.PRGが納められています。
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アップデートにおける注意点
- アップデート作業中に電源が切れるなどの事故が起こった場合は、本体が起動できなくなる場合があります。この場合、修理が必要となりますので、弊社サポート窓口までご相談ください。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問合せには お答えできません。あらかじめご容赦ください。ここに書かれている情報を元に、 自己責任において作業をお願いします。
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アップデート
●アップデート用 USB メモリーの作成
- アップデート用のファイルV-800HD.PRGを USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。
●アップデート方法
- USB メモリーを V-800HD に挿し、パネルの [ PinP1 ] ボタン、[ PinP4 ] ボタン、[ EXIT ] ボタンを押しながら電源を入れます。
- 7 セグメント LED に「 Upd 」と表示されたら、ボタンから手を離します。
- 7 セグメント LED の「 . (ドット) 」の点滅が終了した後に、[ ENTER ] ボタンを押すとアップデートを開始します。
- 7 セグメント LED の表示に「 OK 」と出たらアップデート完了です。
- 電源を切り、USB メモリーを V-800HD から取り外します。
- V-800HD の HDMI OUT 端子に HDCP 対応モニター・ディスプレイを接続します。
※接続するモニターは、HDCP 対応のものをお使いください。HDCP 非対応モニターではメニューが表示されません。
- [ STORE ] ボタンを押しながら再度電源を入れます。
V-800HD の 7 セグメント LED に「 ddC 」と表示されて、DDC 書き込みモードに入ります。
モニター・ディスプレイには、メニューが表示されます。
- メニュー下部に「 Push [Enter] to Start WRITING 」と表示されたら、[ Enter ] を押して DDC 書き込みを開始します。
- メニュー下部に「 WRITE COMPLETE 」の表示が出たら書き込み完了です。
V-800HD の電源を切ります。
※ DDC の書き込みには 40 秒程度を要します。
- [ OUTPUT FADE ON ] ボタンを押しながら電源を入れます。
- 7 セグメント LED に表示されるバージョンを確認します。
- 電源を切って、アップデートを完了します。