V-60HD System Program ( Ver.3.10 )
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バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、V-60HD のバージョンをチェックしてください。~
- [ OUTPUT FADE ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ [ OUTPUT FADE ] ボタンは、ディスプレイにバージョンが表示されるまで押し続けてください。
- ディスプレイに表示されたバージョンを確認してください。
今回のアップデートを実行すると、次のバージョンになります。お使いのバージョンが古い場合には、アップデートを行ってください。
MAIN : 3.10 b000
NPU : 1.039
※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
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更新内容
[ Ver.3.10 ] 2022/04
機能改善
- JVCケンウッド社製ビデオカメラKY-PZ200、KY-PZ400のコントロールに対応しました。
対応ビデオカメラは、V-60HD Ver.3.1カメラ・リモート・コントロール対応情報でご確認ください。
- AUX音声出力へ送る音声レベルを、音声入力ごとに設定できるよう変更しました。
- AUX音声出力やSDI OUT 1, 2のエンベディッド・オーディオへ送る音声のエフェクト設定を、より詳細に設定できるよう変更しました。
DRY、PRE FADER、POST FADERから選ぶことができます。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- 起動直後にAUDIO EMBEDDEDの設定が反映されない。
[ Ver.3.06 ] 2022/02
機能改善
- カメラコントロール機能にて、PROTOCOL が VISCA over IP, PTZOptics, Avonic の時、PST 選択されている場合はカメラのタリーランプを光らせないようにしました。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- SDI OUT 1, 2 のエンベデッド・オーディオの設定が両方とも CH1-2 となっている場合でも、SDI 音声出力が 8ch になる。
- その他、軽微な不具合。
[ Ver.3.05 ] 2021/07
- 内部処理を改善しました。
※製品仕様に影響する変更はありません。
[ Ver.3.04 ] 2021/06
不具合修正
- SDI IN 4 端子にインターレースの映像を入力すると、映像が乱れることがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.03 ] 2021/05
不具合修正
- SDI IN 端子から音声が入力されないことがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.02 ] 2021/01
不具合修正
- SDI OUT 1, 2 端子から音声が出力されないことがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.01 ] 2020/08
NPU を Ver.1.033 へアップデートを行い、以下の不具合を修正しました。
不具合修正
- 複数のカメラを LAN 接続して操作している時、カメラの操作ができなくなることがある不具合を修正しました。
[ Ver.3.01 ] 2020/06
不具合修正
- SDI IN 端子にインターレースの映像を入力すると、映像がちらつくことがある不具合を修正しました。
- 「 INPUT MUTE:ON 」に設定している音声が、SDI OUT 2 / HDMI OUT 2 から出力される不具合を修正しました。
[ Ver.3.00 ] 2020/04
機能追加
- VISCA over IP 対応ビデオカメラ ( Sony 社製ビデオカメラ等)、PTZOptics 社製ビデオカメラ、Avonic 社製ビデオカメラを操作できる機能を追加しました。
対応ビデオカメラは、V-60HD Ver.3.0 カメラ・リモート・コントロール対応情報でご確認ください。
- AUDIO INPUT 1 ~ 4, 5/6 の入力を、AUX バスへ送る機能を追加しました。
- AUX バスへ送る音声にエフェクトをかける機能を追加しました。
- AUX バスへ送る音声のエフェクトをオフにできる機能を追加しました。
- SDI/HDMI 出力音声を、VIDEO OUTPUT ASSIGN 設定に依存せずに個別に設定できる機能を追加しました。
- USB メモリーから読み込める画像フォーマットに、「 JPEG ファイル・フォーマット」を追加しました。
- V-60HD 本体に保存している静止画を、USB メモリーへ書き出す機能を追加しました。
- RS-232 コマンドに、TEST PATTERN, TEST TONE を変更できるコマンドを追加しました。
機能改善
- SDI 入力の対応フォーマットに、1080/60p, 1080/60i, 1080/30p, 1080/29.97p, 1080/25p, 1080/24p, 1080/23.98p, 720/60p を追加しました。
- MULTI-VIEW LABEL EDIT で、STILL 1/2, PGM, PVW のラベル変更を可能にしました。
- AUDIO DELAY の設定単位を、"frame" から "msec" へ変更しました。
- CAPTURE IMAGE 機能で、出力映像もキャプチャー対象にしました。
- TEST TONE を、L 側 1 kHz、R 側 400 Hz での出力を可能にしました。
不具合修正
- SPLIT V CENTER の境界に緑の線が入ることがある不具合を修正しました。
- AUDIO OUTPUT のメニュー項目がずれている不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
[ Ver.2.50 ] 2019/07
機能追加
- Canon 社製ビデオカメラを操作できる機能を追加しました。
対応機種:iVIS GX10, XF400, XF405
- Panasonic 社製 PTZ リモートカメラを操作できる機能を追加しました。
対応機種:AW-HE120, AW-HE130, AW-HE40, AW-HE50, AW-HE60, AW-HE65, AW-HE70, AW-HR140, AW-UE150, AW-UE70
- AUDIO INPUT のイコライザー, コンプレッサー等にプリセット設定を設けました。プリセットから選択して利用することができます。
※ユーザー・プリセットを設けることはできません。
- AUDIO イコライザーにエフェクト・オン/オフのメニュー項目 (パラメーター) を追加しました。
- USB メモリーから読み込める画像フォーマットに「 PNG ファイル・フォーマット」を追加しました。
- MULTI-VIEW LAYOUT に、PVW (プレビュー) 映像を黒画面にする設定値を追加しました。
- クロスポイント [1] - [6]( [PGM 1-6] / [PST 1-6] )ボタンの長押しで、入力映像をキャプチャーする機能を追加しました。
- AUTO SCAN に TRANSITION TIME を設けました。
- GPIによる AUX 選択 / [AUTO] / [CUT] / [DSK] / [OUTPUT FADE] / [AUTO MIX] スイッチの操作ができる機能を追加しました。
機能改善
- AUDIO DELAY のディレイ・タイム設定に、msec 単位での表記を追加しました。
- AUX LINKED PGM の操作性、視認性を向上しました。
詳しくは、[ 取扱説明書 ] の「 V-60HD リファレンス・マニュアル Ver.2.5 以降」をご覧ください。
- SYSTEM FORMAT がプログレッシブの場合、SPLIT ON/OFF 切り替え時に黒画面を挟まないようにしました。
- AUTO SCAN が ON の時、[PGM 1-8] / [PST 1-8] ボタンを押している間は AUTO SCAN の進行を停止する機能を追加しました。
不具合修正
- 一部の ビットマップ画像を読み込んだ際に、画像が上下反転する不具合を修正しました。
- 一部の RS-232 コマンドで 「応答コマンド ACK 」を返していない不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
[ Ver.2.01 ] 2019/03
不具合修正
- MULTI-VIEW の PGM/PVW 位置を反転に設定しても、起動直後に反映されない不具合を修正しました。
[ Ver.2.00 ] 2018/12
機能追加
詳しくは、[
取扱説明書 ] の「 V-60HD リファレンス・マニュアル Ver.2.0 以降」をご覧ください。
- JVCケンウッド社製 PTZ リモートカメラおよびカメラレコーダーを操作できる機能を追加しました。
- PTZ 対応 : KY-PZ100
- スタジオタリー対応 : KY-PZ100, GY-HC900, GY-HM200, GY-HM250, GY-HM660, GY-HM850
- PinP の小窓の切り抜き、小窓内の映像位置調整機能を追加しました。
- SPLIT CENTER 区切り位置を自由に調整できる機能を追加しました。
- AUDIO INPUT SOLO 機能を追加しました。
- MULTI-VIEW の PGM/PVW 位置を反転できる機能を追加しました。
- MULTI-VIEW ラベルの文字を編集できる機能を追加しました。
- AUX ボタンを押すまで、AUX 出力が PGM と連動する機能を追加しました。
- AUTO SCAN の順序をランダムにできる機能を追加しました。
- AUTO SCAN TIME をチャンネルごとに設定できる機能を追加しました。
- メモリーをロードする時、黒フェードを挟まない設定を可能にしました。
不具合修正
- DSK KEY LEVEL が「 0 」の場合でも背景映像がわずかに透ける不具合を修正しました。
- MIX TYPE NAM での TRANSITION 中に、映像が一瞬ちらつくことがある不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
[ Ver.1.11 ] 2018/05
機能追加
- RS-232 コマンドに TALLY (TLY) を追加しました。
詳しくは、[ 取扱説明書 ] の「 V-60HD リファレンス・マニュアル Ver.1.1 以降」(改版)をご覧ください。
- LAN INFORMATION に IPアドレスの URL を QR コード (※) で表示する機能を追加しました。
詳しくは、[ 取扱説明書 ] の「 V-60HD スマート・タリーを使う」(改版)をご覧ください。
※ QR コードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
機能改善
- RS-232 QPL コマンドに、映像フェーダー・レベルを追加しました。
不具合修正
- USB メモリーからバックアップデータを読み込んだ際、LAN の接続が切れる不具合を修正しました。
- USB メモリーからバックアップデータを読み込んだ際、正常に読み込めないことがある不具合を修正しました。
- TRANSITION 中に TALLY 端子の CH 情報が正しく反映されない不具合を修正しました。
- マルチ・ビュー・モニター表示のレベル・メーターが正しく表示されない不具合を修正しました。
- MEMORY LOAD で一部の設定が正常に呼び出せないことがある不具合を修正しました。
- PinP を OFF にした時、TRANSITION TYPE が元の設定に戻らない不具合を修正しました。
- AUTO MIXING のパラメーターが RCS と同期できない不具合を修正しました。
- VIDEO INPUT 6 のアサインを切り替えた時に、色調整などの設定が反映されない不具合を修正しました。
- VIDEO INPUT 6 の EDID を INTERNAL に設定して Mac に接続した場合に、音声入力ができない不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
[ Ver.1.10 ] 2018/03
機能追加
詳しくは、[
取扱説明書 ] の「 V-60HD リファレンス・マニュアル Ver.1.1 以降」をご覧ください。
- V-60HD RCS を使ったリモート・コントロール機能に対応しました。
- Smart Tally 機能を追加しました。
詳しくは、[ 取扱説明書 ] の「 V-60HD Ver.1.1 以降 スマート・タリーを使う」をご覧ください。
- AUTO SCAN 機能を追加しました。
- RS-232 コマンドに、Panel Information コマンドを追加しました。また、Panel Information コマンドを自動送信する機能を追加しました。
不具合修正
- USB メモリーから本体の設定を呼び出した際に起こる以下の不具合を修正しました。
- 一部のデータが保存されない
- 静止画の保存状態が変更される
- 静止画を読み込んで数秒以内に電源を切った場合に、静止画が保存されないことがある不具合を修正しました。
- まれに起動時の静止画読み込みに失敗することがある不具合を修正しました。
- VIDEO INPUT 5, 6 の「H FLIP」を ON にしてキャプチャーした際、左右反転されずにキャプチャーする不具合を修正しました。
- HDCP 切替時に音声ノイズが聞こえる場合がある不具合を修正しました。
- HDCP ON で起動した時、接続するディスプレイによっては正しく映らないことがある不具合を修正しました。
- AUDIO OUT の RCA 端子からのテスト・トーン出力が、位相反転している不具合を修正しました。
- 起動直後、メニューを開いていないにも関わらず、MENU ボタンのインジケーターが点灯することがある不具合を修正しました。
- RS-232 ON/OFF, BAUDRATE の初期値を変更しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。
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アップデートに必要なもの
- V-60HD 本体
- USB メモリー(あらかじめ V-60HD でフォーマットされたもの)
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アップデート作業における注意点
- このシステム・プログラムを、V-60HD 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート中は V-60HD の電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムや V-60HD 本体が破損する恐れがあります。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
v60hd_sys310.zip をダウンロードしてください。
ダウンロードを行ったファイルは zip 形式のアーカイブ・ファイルとなっていますので、ダブルクリックして解凍してください。
解凍が終了すると、インストールに必要なデータを納めた v60hd_sys_v310 フォルダが現れ、その中にファイル V-60HD.PRG が納められています。
また、v60hd_npu_1039 フォルダには、V-60HD_NPU.BIN が納められています。
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アップデート
●アップデート用 USB メモリーの作成
- システム・アップデート用のファイル V-60HD.PRG を USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。
- NPU アップデート用のファイル V-60HD_NPU.BIN を USB メモリーのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が Ver.1.039 になっている場合は、NPU アップデート用のファイル V-60HD_NPU.BIN のコピーは不要です。
●アップデート方法
【システム・アップデート】
- USB メモリーを V-60HD の USB MEMORY 端子に挿して、パネルの [ PinP 1 ] ボタン、[ SPLIT ] ボタン、[ AUX/MEMORY 1 ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ボタンは、ディスプレイに“ SYSTEM UPDATE ”と表示されるまで押し続けてください。
- [ VALUE ] つまみを押してください。アップデートが自動的に進みます。
- モニターに“ COMPLETE PLEASE RESTART ”と表示されたらアップデートは完了です。
電源を切って、アップデートを終了します。
※アップデート後の初回起動時にディスプレイのアップデート処理を行うため、ディスプレイが暗くなることがありますが故障ではありません。起動するまで 20 秒程度お待ちください。
【 NPU アップデート】
※「バージョンの確認方法」で、「 NPU 」が NPU : Ver.1.039 になっている場合は、【 NPU アップデート】は不要です。
- USB メモリーを V-60HD の USB MEMORY 端子に挿して、パネルの [ MIX ] ボタン、[ WIPE 2 ] ボタン、[ AUX/MEMORY 8 ] ボタンを押しながら電源を入れます。
※ボタンは、ディスプレイに“ NPU UPDATE ”と表示されるまで押し続けてください。
- [ VALUE ] つまみを押してください。アップデートが自動的に進みます。
- モニターに“COMPLETE PLEASE RESTART”と表示されたらアップデートは完了です。
電源を切って、NPU アップデートを終了します。