V-600UHD System Program (Ver.3.01)
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バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、V-600UHD のシステム・プログラムのバージョンをチェックしてください。~
- MULTI-VIEW 端子にモニターを接続します。
メニューは、MULTI-VIEW 端子に接続したモニターに表示されます。
- V-600UHD の電源を入れます。
- [MENU] ボタンを押して、Root Menu 画面を呼び出します。
- [VALUE] つまみで System を選択して、[VALUE] ボタンを押します。
- [VALUE] つまみで Version を表示します。
モニターに、現在のバージョンを表示します。
※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
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変更内容
[ Ver.3.00 ] 2024/02
機能追加
- HDMI 入力に、以下の解像度とフレーム・レートのサポートを追加しました。
720p:1280×720p、60 Hz
1080i:1920×1080i、60 Hz
1080p:1920×1080p、23.98/24/25/29.97/100/119.88/120 Hz
2160p (UHD):3840×2160p、23.98/25/29.97 Hz
2160p (DCI):4096×2160p、23.98/25/29.97 Hz
1280x800 (WXGA):60 Hz
2560x1440 (WQHD):60/120 Hz (Reduced blanking)
- HDMI 入力の EDID パラメターに、以下の選択肢を追加しました。
2160p(DCI) 23/24Hz、2160p(DCI) 25Hz、2160p(DCI) 29/30Hz、2160p(DCI) 50Hz、2160p(DCI) 59/60Hz
2160p(UHD) 23/24Hz、2160p(UHD) 25Hz、2160p(UHD) 29/30Hz、2160p(UHD) 50Hz、2160p(UHD) 59/60Hz
1080p 23/24Hz、1080p 25Hz、1080p 29/30Hz、1080p 50Hz、1080p 59/60Hz
2560x1440/60Hz、1400x1050/60Hz、1280x1024/60Hz、1280x800/60Hz、1024x768/60Hz
1080p 100Hz、1080p 120Hz、2560x1440/120Hz
2160p(DCI) 50Hz (420)、2160p(DCI) 59/60Hz (420)、2160p(UHD) 50Hz (420)、2160p(UHD) 59/60Hz (420)
- SDI 入力に、以下の解像度とフレーム・レートのサポートを追加しました。
720p:1280×720p、50/59.94/60 Hz
1080i:1920×1080i、60 Hz
1080p:1920×1080p、23.98/24/25/29.97/30/60 Hz
1080p (2K DCI):2048×1080p、23.98/24/25/29.97/30/47.95/48/50/59.94/60 Hz
2160p (UHD):3840×2160p、23.98/24/25/29.97/30/60 Hz
2160p (DCI):4096×2160p、23.98/24/25/29.97/30/47.95/48/60 Hz
- HDMI 出力に、以下のフレーム・レートのサポートを追加しました。
1920×1080 (FHD):50/59.94 Hz
1920×1080 (FHD):23.98/24/25/29.97/50/59.94 Hz(Down Convertが「FHD」の場合)
3840×2160 (UHD):23.98/24/25/29.97/50/59.94 Hz
4096×2160 (DCI):23.98/24/25/29.97/50/59.94 Hz
- HDMI 4K 出力を YCbCr 4:2:0 にダウン・サンプリングする機能を追加しました。
System メニュー → Processing → Format が、2160p(UHD)、2160p(DCI)、3840×2160、4096×2160 の場合に使用できます。
YCbCr 4:2:0 ダウン・サンプリング機能と、FHD ダウン・コンバート機能は同時には使用できません。
- USER ボタンで HDMI 出力の Signal Bus を PGM/AUX で切り替える機能を追加しました。
例:USERボタン1で、HDMI OUT 2のバスを、PGMからAUXに切り替えられるように設定できます。
- マルチ・ビュー・モニターの Status Bar に、Composition ソース、DSK ソース表示を追加しました。
また Status Bar の表示位置を Upper/Lower から選択できるようにしました。
- MULTI-VIEW 端子の HDCP を、システム設定と連動するようにしました。
- 入力チャンネルの Signal Status で、映像信号の詳細情報を表示するようにしました。
- LAN コマンド制御、WebRCS 機能を利用する際に、パスワードを設定できるようにしました。
[ Ver.2.04 ] 2023/09
- 内部処理を改善しました。
※製品仕様に影響する変更はありません。
[ Ver.2.03 ] 2022/02
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- 一部の PTZ カメラを使用した際、カメラ制御が不能となる場合がある。
[ Ver.2.02 ] 2021/08
不具合修正
- サポート外の信号が入力されていると、PGM/PVW の切り替えが正常に行えない不具合を修正しました。
- PTZ カメラのリコール制御、タリーランプ制御の不具合を修正しました。
[ Ver.2.01 ] 2020/12
不具合修正
- HDMI IN 端子に、3840×2160/50Hz、3840×2160/30Hz を入力した際の不具合を修正しました。
- Sony 製 PTZ カメラと Panasonic 製 PTZ カメラのタリーランプ制御の不具合を修正しました。
[ Ver.2.00 ] 2020/08
機能追加
- Canon 社製カムコーダーの顔認識情報を取得し、V-600UHD の ROI 機能を制御できる「Automatic ROI」機能を搭載しました。
対応ビデオカメラは、V-600UHD Ver.2.0 カメラ・リモート・コントロール対応情報でご確認ください。
- Canon 社製カムコーダー、JVC ケンウッド社製 PTZ カメラおよびカムコーダー、Panasonic 社製 PTZ カメラ、VISCA over IP 対応ビデオカメラ(SONY 社製 PTZ カメラ等)、PTZOptics 社製 PTZ カメラ、Avonic 社製 PTZ カメラを操作できる機能を追加しました。
対応ビデオカメラは、V-600UHD Ver.2.0 カメラ・リモート・コントロール対応情報でご確認ください。
- マルチ・ビュー・モニターに表示されるラベルの表示のオン/オフ、位置、大きさ、背景の透過度を変更できるようにしました。
- 解像度や AUX ソースの選択などの情報をマルチ・ビュー・モニターに Status Bar として表示できるようにしました。
- メモリーから指定した設定だけを読み出す Recall Safe 機能を追加しました。
- 起動時に読み出すメモリーを指定する機能を追加しました。
- 誤操作を防止するパネル・ロック機能を追加しました。
- USER ボタンでマルチ・ビュー・モニターの Status Bar 表示のオン・オフ、静止画選択の変更を行える機能を追加しました。
- Setup メニューのカテゴリーを再構築しました。
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- Input Scaler の Zoom が 100% 以上の場合に、[POSITION] スティックで ROI の位置調整の不具合を修正しました。
[ Ver.1.11 ] 2020/02
不具合修正
以下の不具合を修正しました。
- オーディオ・フォロー機能が正常に動作しないことがある。
- メモリー呼び出し時に、キー合成の設定内容が正しく反映されないことがある。
- Cross-point Assign 設定を、「Blank」または「None」から、映像ソースが「STILL1」「PG/STILL2」のいずれかに設定されている入力チャンネルに変更すると、マルチ・ビュー・モニターに正常な色で表示されないことがある。
機能追加
- 設定ファイルのロード時に、静止画も一緒にロードするオプションを追加しました。
機能改善
- SDI 入力の SDR, HDR の判定方法を改善しました。
- ファクトリー・リセット実行後に、アウトプット・フェード、アウトプット・フリーズなどのボタンの状態も初期化するようにしました。
- ファクトリー・リセット実行後や設定ファイルのロード後に、システム設定変更中を示す「Processing...」メッセージを表示するようにしました。
- 設定ファイルや静止画ファイルのファイル一覧表示で、ファイル名が長い場合はスクロール表示するようにしました。
[ Ver.1.10 ] 2019/12
機能追加
- 最終出力映像(PGM または PVW)から静止画をキャプチャーする機能を追加しました。
キャプチャーした静止画は USB メモリーに保存し、起動時に USB メモリーから読み込ませることができます。
※著作権保護(HDCP)された映像からキャプチャーした静止画は USB メモリーに保存できません。
- USB メモリーから読み込める静止画を 2 つから 8 つに増やしました。
8 つの静止画を、読み込み、あるいはキャプチャーでき、Ch.7 (STILL1)、Ch.8 (STILL2) のソースとして選択できます。
- USB メモリーから読み込める画像フォーマットに PNG ファイルを追加しました。
※ PNG ファイルのαチャンネルは読み込めません。
- 最終出力映像(PGM)を静止する機能を追加しました。
- HDMI 出力に以下のフォーマットを追加しました。
1920×1080/30Hz (FHD)
3840×2160/30Hz (UHD 4K)
4096×2160/30Hz (DCI 4K)
※ 1920×1080/30Hz は、HDMI OUT1~3で Down Convert が「Enabled」の場合に出力できます。
- HDMI 入力に以下の解像度とフレーム・レートのサポートを追加しました。
720/50p、720/59.94p
1024×768/60Hz (XGA)
1280×768/60Hz (WXGA)
1280×1024/60Hz (SXGA)
1400×1050/60Hz (SXGA+)
1600×1200/60Hz (UXGA)
1920×1080/30Hz (FHD)
3840×2160/24Hz (UHD 4K)
4096×2160/24Hz (DCI 4K)
- HDMI 入力に EDID を選択する機能を追加しました。
- SDI 入力の Video Payload ID で SDR または HDR の判定を行うようにしました。
SDI 出力に Video Payload ID の設定を行うパラメーターを追加しました。
- Multi-View 画面に表示される ROI 枠の表示と色のパラメーターを追加しました。
- Input Scaling メニューに、ROI の切り出しサイズを FHD に設定する機能、設定をリセットする機能を追加しました。
- テスト・トーンに、L:1k + R:1k を追加しました。
- 保存した MEMORY を個別に消去する機能を追加しました。
- 読み込んだ静止画、キャプチャーした静止画を消去する機能を追加しました。
機能改善
- 起動時と Factory Reset 後に、AUDIO の OUTPUT つまみの位置を反映させるように改善しました。
- 1080/50i、1080/59.94i 入力時の処理を改善しました。
- Reference Source が SDI IN5 の時の同期タイミングを調整しました。
[ Ver.1.08 ] 2019/09
不具合修正
- ごくまれに V-600UHD がフリーズすることがある不具合を修正しました。
[ Ver.1.07 ] 2019/08
機能追加
以下の機能を追加しました。
- SDI OUT 3G Level B での出力。
- RS-232 端子、LAN 端子を使用する機能。(LAN/RS-232 コマンド制御と WebRCS)
- SDI IN のオーディオ機能。
[ Ver.1.06 ] 2019/07
機能改善
- HDMI, SDI 入出力の安定性を向上しました。
- Mac が接続された際の、Signal Status 表示内容を改善しました。
[ Ver.1.05 ] 2019/07
不具合修正
- ごくまれに HDMI IN への信号を正常に受信できない可能性を回避しました。
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アップデートに必要なもの
V-600UHD をアップデートするために、下記の機器が必要になります。
- V-600UHD 本体
- HDMI 端子を備えたビデオ・モニター
- HDMI ケーブル
- USB メモリーにアップデート・プログラムを書き込めるコンピューター
- USB メモリー
※ V-600UHD で USB メモリーが認識されない場合は、別の USB メモリーでお試しください。
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アップデート作業における注意点
- このシステム・プログラムを、V-600UHD 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- アップデート中は V-600UHD の電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムや V-600UHD 本体が破損する恐れがあります。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
v600uhd_sys_v301.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは zip 形式のアーカイブ・ファイルとなっています。[すべて展開] を右クリックして選択し、画面に表示される指示に従って展開します。
解凍が終了すると、V600UHD.PRG と V600UHD_NET.PRG ファイルが入った v600uhd_sys_v301 フォルダが現われます。
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アップデート方法
下記の手順にしたがって、解凍したシステム・プログラムを V-600UHD にインストールしてください。
※アップデートは、MULTI-VIEW 端子にモニターを接続した状態で行ってください。
- v600uhd_sys_v301 フォルダ内のアップデート用ファイル(V600UHD.PRG, V600UHD_NET.PRG)を、USB メモリーのルートディレクトリにコピーします。
- V-600UHD の電源がオフの状態で、USB MEMORY 端子に USB メモリーを接続します。
- MODE [AUX/COMPOSITION] ボタン, MODE [DSK] ボタン, WIPE PATTERN [MIX] ボタンを押しながら、V-600UHD の電源をオンにします。
※ボタンは、モニターに「UPDATE」と表示されるまで押し続けてください。
- [ENTER] ボタンを押すと、アップデートが開始されます。
アップデートが完了すると、モニターには「Completed!」と表示されます。
- V-600UHD の電源をオフにして、USB メモリーを取り外します。
- 「バージョンの確認方法」を参照して、バージョンが「3.01 b000」に更新されていることを確認してください。