R-88 システム・プログラム(Ver.1.11)
R-88 システム・プログラムは、R-88 を最新バージョンにアップデートするために使用するプログラムです。
<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
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バージョンの確認方法
~ダウンロードをする前に、R-88 のシステム・プログラムのバージョンをチェックしてください。~
電源を入れると、ディスプレイ左下に現在のシステム・ソフトウェアのバージョンが表示されます。
※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
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変更内容
[ Ver.1.11 ]
不具合修正
- ポリフォニック WAV ( 4, 6, 8ch ) で録音した音源が Pro Tools などに正しく取り込めなかった不具合を修正しました。
※ Ver.1.11 へアップデート後も、Ver.1.10 で録音済みのポリフォニック WAV は正しく取り込むことができません。
- TIMECODE OUTPUT を REPRO に設定しているとき、曲を再生していないのに タイムコード を出力することがある不具合を修正しました。
- プリレコーディング機能を有効にしているときに、再生用ホーム画面と録音用ホーム画面を切り替えるとプリレコーディング部分にノイズがのることがある不具合を修正しました。( Ver1.10 でのみ発生します。)
- UM-ONE CONTROL を INPUT、LEVEL KNOB MODE を MIXER に設定した状態で起動すると、入力音が入らなくなる不具合を修正しました。
機能改善
- 数字入力画面でも、ハイフン ( - ) の入力が可能になりました。
- TIMECODE の送受信精度を向上しました。
[ Ver.1.10 ]
機能追加
- 入力レベル、センスのリンクの拡張
任意の入力の入力レベルやセンスをリンクして、一度に調整できるようになりました。最大 4 つのグループを作成してリンクを設定できます。
- 入力ディレイ機能
チャンネルごとのタイミングのずれを 0.05 ~ 20 msec の範囲で補正して、録音できるようになりました。
- センスのゲインアップ機能
センス(規定入力レベル)のゲインを 6 dB アップできるようになりました。より小さな音声を録音することができます。
- ローカット・フィルターの拡張
カットオフ周波数を 60 ~ 250 Hz の範囲で設定できるようになりました。
- ポリフォニック WAV に対応
録音可能なオーディオ・ファイルの種類に「ポリフォニック WAV 」が追加されました。「ポリフォニック WAV 」を選ぶと、最大 8 チャンネルの入力を 1 つのファイルに保存することができます。
- ヘッドホン出力のブースト機能
ヘッドホンの出力を最大 12 dB、デジタル・ブースト(増幅)できるようになりました。小さな音声もしっかりとモニタリングできます。
- フットスイッチ・パラメーターの拡張
割り当て可能な機能に「 OFF 」が追加されました。CONTROL 1, 2 端子に、フットスイッチ以外を接続したとき、本体が誤動作するのを防ぐことができます。
- 外部 MIDI コントローラーに対応
別売の USB MIDI インターフェース UM-ONE mk2 を接続して、外部からコントロールできるようになりました。
機能改善
- [ REC ] ボタンと [ STOP ] ボタン操作のタイムラグを改善しました。
- プロジェクト数が多い場合やプロジェクトのサイズが大きい場合の動作速度を改善しました。
- 録音済みのプロジェクトにマーカーをつけたり、削除する画面を開いていても、画面外のボタンをタッチできるように改善しました。
- R-44 で録音したデータ再生に対応しました。
不具合修正
- マーカーの追加/削除がまれに記録されない不具合を修正しました。
- サンプリング周波数を 192kHz で録音するとき、IN 1 のリミッター・チャンネル・リンクが効かない不具合を修正しました。
- タイムコード・モードを「 RTC 」に設定しているとき、R-88 を再起動するとタイムコードの時刻がずれる不具合を修正しました。
- タイムコード・モードを「 REC-RUN 」に設定しているとき、プリレコーディングを使用するとタイムコードの時刻がずれる不具合を修正しました。
- 他の機器で作成した BWF ファイルのマーカーが読めなかったり、R-88 でマーカーを書き込むと、まれにファイルが破損する不具合を修正しました。
- R-88 を USB AUDIO I/F として使用したとき、R-88 のプロジェクトを再生すると、まれに再生の開始時に PEAK インジケーターが点灯する不具合を修正しました。
- 録音中に「 SD Card Slow 」のエラー・メッセージが表示されると、録音を停止できなくなる不具合を修正しました。
- サイズが大きいプロジェクトをコピーするとき、プログレスバーが正しく表示されない不具合を修正しました。
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アップデートに必要なもの
R-88 のシステム・プログラムをアップデートする為に、下記のものが必要になります。
- R-88 本体
- SD カード あらかじめ R-88 でフォーマットされたもの (記録されている内容が消えて構わないもの)
- SD カードリーダー、または SD カードリーダーを搭載したパソコン ( Windows または Mac )
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アップデート作業における注意点
- このシステム・プログラムを、R-88 以外の製品には使用しないでください。他の機器のデータやシステムが損なわれる可能性があります。
- システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
- このシステム・プログラムに関するアップデートの操作手順などのお問い合わせにはお答えできません。あらかじめご了承ください。ここに書かれている情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。
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ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
r88_sys_v111.zip を適当なフォルダにダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルは Zip アーカイブのファイル形式になっていますので、ダウンロード後解凍してください。解凍が終了すると、「 r88_sys_v111 」フォルダが現われます。
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アップデート手順
【ご注意】
- 解凍してできたファイルのファイル名は変更しないでください。
- アップデート中は R-88 の電源を絶対に切らないでください。システム・プログラムや R-88 本体が破損する恐れがあります。
下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを R-88 へインストールしてください。
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アップデート用 SD カードの作成
- パソコンを使って、「 r88_sys_v111 」フォルダ内のファイルを SD カードのルートディレクトリ(一番上の階層)にコピーします。
※「 r88_sys_v111 」フォルダごとコピーしないでください。
- パソコンや SD カードの取扱説明書などの記載に従って、SD カードの接続を解除(停止)した後、SD カードをパソコンから取り外します。
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本体設定のバックアップ
アップデートを行うと、
本体の設定は初期化されます。アップデートを実施する前に、以下の手順で本体設定のバックアップを作成します。
- [ MENU ] -> < MEMORY > -> < SAVE SETUP > を選びます。
- 保存先のメディアを指定します。
- 設定を保存したいフォルダにタッチします。
- < SAVE SETUP >にタッチしてバックアップを作成します。
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アップデート方法
- R-88 本体の電源がオフになっていることを確認します。
- システムアップデート用 SD カードを、SD CARD スロットに挿入します。
- HOLD スイッチを ON 側に倒します。
- SLATE スイッチを MIC 側に倒しながら、POWER スイッチを右に倒します。
- タッチ・パネル・ディスプレイの < PUSH for Update > にタッチします。
アップデートが開始されます。 Complete !! と表示されたらアップデート完了です。
- HOLD スイッチを OFF 側に倒します。
- POWER スイッチを右に倒して電源を切ってください。
これでアップデート作業は完了しました。次回の起動時から新しいシステムプログラムで動作します。
バージョンの確認方法をご覧の上、バージョンが更新されていることを確認してください。
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バックアップのロード
以下の手順で本体設定のバックアップをロードします。
- [ MENU ] -> < MEMORY > -> < LOAD SETUP > を選びます。
- バックアップが保存されているメディアを指定します。
- バックアップ・ファイルにタッチします。
- < LOAD SETUP > にタッチしてバックアップをロードします。
ダウンロードファイル
Windows 8 / Windows 7 / Windows Vista / Windows XP / Mac OS X用