HDBaseT で使用するケーブルの取り扱いについて
ローランド製品の HDBaseT 端子は、The HDBaseT Alliance によって策定された接続規格「 HDBaseT 」に準拠しています。100m までのカテゴリー 5 ケーブルまたはカテゴリー 6 ケーブルを使用して、無圧縮の HD 動画、音声などを通信可能です。外来ノイズの影響によって映像や音声が途切れないよう、接続/配線の際は下記に注意してください。
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使用するケーブルについて
<長さ>
100m までのカテゴリー 5 ケーブルまたはカテゴリー 6 ケーブルを使用してください。
ケーブルによっては 100m の伝送ができない場合があります。
<種類>
シールドタイプ(STP)のケーブルをお勧めします。シールドなし(UTP)も使用可能ですが、ノイズの影響を受けやすくなり長距離の配線にはおすすめできません。
<コネクタ>
ピン配列が TIA/EIA-586-A または TIA-EIA-586-B に準拠したストレート結線のものを使用してください。
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設置について
<アースを接続する>
製品のアースポイントを屋内のアース端子に接続してください。外来ノイズを低減できます。
<ノイズ発生源や無線機から離して配線する>
電源や高出力な無線機などの近くには設置しないでください。
<円形に巻かない>
ケーブルは円形に巻かず、なるべくまっすぐに配線してください。余った場合は伸ばしておきましょう。巻いた状態はアンテナになってしまい、ノイズの影響を受けやすくなります。
<他のケーブルと平行に設置しない>
ケーブルを配線する場合に、他のケーブルと平行に配線をすると影響を受けやすくなります。ケーブル同士の距離をおくか平行にならないよう施設してください。
<強い曲げや締め付けをしない>
ケーブルに負荷がかかるような曲げかたや、結束バンドによる強い締め付け等はしないでください。
<中継コネクターや壁コンセントパネルを使用する場合は長さに注意する>
RJ-45 中継コネクターや壁コンセントパネルを使うとノイズの影響を受けやすくなります。
これらを使う場合は伝送距離が大幅に短くなるため、総延長距離が 100m 未満であっても正常に伝送できない場合があります。