AR-200S システム・プログラム (Ver.2.00)


<お知らせ>
弊社製品と Windows XP を組み合わせてお使いになる場合のサポート終了について ( 2014.03.10 )
 
バージョンの確認方法
変更内容
アップデートに必要なもの
アップデートにおける注意点
ダウンロードと圧縮ファイルの解凍
アップデート手順
バージョンの確認方法

~ ダウンロードをする前に、AR-200S のシステム・ファームウェアのバージョンをチェックしてください。 ~
  • Windows付属のハイパーターミナル等でバージョン確認コマンドを送信することで、AR-200S のバージョン確認ができます。
     
    •  送信: stxVR;
      受信: stxVR:"AR-200S","1.02"," ";

      stx は 16進数の 02H です。

    stx の入力方法は、使用するアプリケーションで異なります。
    例えば Windows 付属のハイパーターミナルでは、以下のように入力します
     
    •  stx :Ctrl + B (Ctrlキーを押しながら B を押す)

    RS-2232C での制御に関する詳細は、AR-200S RS-232C リファレンスを参照してください。

※ 最新バージョンになっていた場合、アップデートの必要はありません。
変更内容

[Ver.1.03 → Ver.2.00]

【機能追加】
  • WAVファイアルの再生、編集を行えるようになりました。
  • CFマウント時、フレーズファイルに変更があった場合のみ、フレーズ設定ファイルを更新するようにしました。
  • コントロールアウトをオンにしたフレーズをRS-232CのPLBコマンド(再生スタート、フレーズ間ビジー出力オン)で再生すると、コントロールアウトが出力され続ける不具合を修正しました。
  • RS-232Cで、stxのみ2回連続して受信する等の正しくないコマンドを受信すると、その後RS-232Cで制御できなくなる不具合を修正しました。
  • AR-1互換モードのRS-232Cの、PE、RU、Xoff/Xonの挙動を修正しました。
【AR シリーズ Ver.2 で ARE-3000 を使用する際のご注意】
WAV ファイルを含むカードの編集に対応した ARE-3000 Ver.2 を2010年11月中旬に公開予定です。現在ダウンロードできる ARE-3000 Ver.1.05 を使用する際は、下記の制限事項があります。
  • AR シリーズ Ver.2 で作成した WAV ファイルを含むカードは、ARE-3000 Ver.1.05 では編集できません。
  • AR シリーズ Ver.2 で作成した WAV ファイルを含まないカードは、ARE-3000 Ver.1.05 で編集できます。
  • ARE-3000 Ver.1.05 で作成したカードは、AR-3000R/200R/200S/20PR Ver.2 で再生可能です。

[Ver.1.02 → Ver.1.03]

【不具合修正】
  • ステレオ録音時に、CLIP LED が実際より約 9dB 低いレベルで点灯していました。この不具合を修正しました。なお、その状態で録音した場合も録音された内容には全く問題はありません。また、モノラル録音時の CLIP LED の動作は問題ありません。
  • RS-2323C 制御でフレーズの録音を行った際に、録音停止の STコマンド受信後、録音停止処理前に ACK を返信してしまう場合がありました。必ず録音停止処理後に ACK を返信するように修正しました。
  • RS-232C 制御で編集コマンドを実行した際に、AR-200S から自動的に出力される %% コマンド(カード操作時の進行状況出力)で、正しくない値が出力される場合がありました。この不具合を修正しました。編集コマンドの動作には問題はありません

[ → Ver.1.02]
  • 録音済みフレーズ保護がオンの状態のカードに対して、 RS-232C コマンド CD でカード消去が行えていました。これを正しく保護されるように修正しました。
  • RS-232C コマンド PLBで、フレーズを連続再生させた場合に、フレーズ間隔中にビジーアウト信号を出力していませんでした。これを正しくビジーアウト信号を出力するように修正しました。
  • RS-232C コマンド AC に対する応答が、デュアルモノモードで Rチャンネル側の録音待機時の場合に、フレーズナンバーを返していませんでした。これ正しくフレーズナンバーを返すように修正しました。
  • RS-232C の編集コマンドの中断が正しく行えていませんでした。この不具合を修正しました。
  • フレーズの録音状況などによって、極めて低い頻度で、フレーズ再生が正しく行われない場合があり、これを改善しました。
  • パソコンでフォーマットしてしまったカードを、AR-200S で再フォーマットできない場合があり、これを再フォーマットできるように改善しました。なお、カードは本体でフォーマットする事を推奨しています。
  • フレーズ数が多いカードのマウント時間を短縮するように改善しました。
  • デュアルモノモードで再生中に RS-232C コマンド PLL、PLR を受信した場合の動作を AR-3000/3000R と同じになるように改善しました。
  • RS-232C コマンド PE で PAUSE を解除した時に、フレーズは再生されているのですが、RS-232C コマンド ST を返していました。これを改善して、RS-232C コマンド ST を返さないようにしました。
  • インターバル再生で、フレーズの端子をメイクし続けると、フレーズの先頭が短く繰り返される場合があり、これを改善しました。
  • インターバル再生で、インターバル間隔中に再生を停止させ、その後インターバル再生を再開させた場合、インターバル再生が正しく行われない場合があり、これを改善しました。
  • インターバル再生中に別のフレーズを再生させると、これ以降のフレーズ再生が正しく行われていませんでした。また、この際に RS-232C コマンド ST が、必要数以上に送信されていました。これらを改善しました。
  • デュアルモノモードの状態で、カードをフォーマットすると、フレーズナンバー表示が切り替わらなくなる場合がありました。これを改善しました。

アップデートに必要なもの

AR-200S のシステム・プログラムをアップデートする為に、下記のものが必要になります。
  • AR-200S 本体
  • CFカードにデータを書き込めるコンピューター
  • ローランドの CFカード

アップデートにおける注意点
  • このアップデートは、手順どおりに実施すれば特に問題はありません。所定の手順に従わずに通常のモードでこのアップデート・データを送信すると、システムを破壊してしまい起動できなくなることがありますのでご注意ください。
  • アップデート作業中に電源が切れるなどの不慮の事故が発生した場合には、システムが破壊され使用できなくなる事があります。そのような場合には、お求めの販売店、または弊社サポート窓口までご相談ください。
  • システム・プログラムの入手ができなかったり、アップデート作業環境のないお客様のために、ローランドでは有償アップデートのサービスをご用意しています。弊社サポート窓口からご相談ください。
  • システム・プログラムのインストールを行われる際の操作手順などについての問い合わせには、お答えいたしかねます。このページに記載の情報を元に、自己責任において作業をお願いいたします。

ダウンロードと圧縮ファイルの解凍

ダウンロードしたファイルはZip形式のアーカイブファイルになっています。アイコンをダブルクリックすると ar200s_sys_v200 フォルダが現れ、その中にファイル“_AR200S_.PRG”が現れます。
アップデート手順

下記の手順に従って、解凍したシステム・プログラムを AR-200S へインストールしてください。
※ アップデートの実行中は、絶対に AR-200S の電源を切らないでください。

●アップデート用カードの作成方法
  1. CFカードを AR-200S、あるいは AR-3000R/200R/20PR/3000/200/20P でフォーマットしてください。

    AR-200S でフォーマットする場合は、Windows付属のハイパーターミナル等で RS-232C のカード・フォーマット・コマンドを送信します。
     
    • 送信: stxDM;
      受信: ack
      送信: stxFM:0,0,0;
      受信: stxFM:0,0,0;
      送信: ack
      受信: stx%%:10;
      受信: stx%%:20;
      受信: stx%%:30;
      受信: stx%%:40;
      受信: stx%%:50;
      受信: stx%%:60;
      受信: stx%%:70;
      受信: stx%%:80;
      受信: stx%%:90;
      受信: stx%%:100;
      受信: ack
      受信: stxCC:1,0;

      stx は 16進数の 02H です。

    stx の入力方法は、使用するアプリケーションで異なります。
    例えば Windows 付属のハイパーターミナルでは、以下のように入力します
     
    •  stx :Ctrl + B (Ctrlキーを押しながら B を押す)

    RS-2232C での制御に関する詳細は、AR-200S RS-232C リファレンスを参照してください。

     
  2. CFカードにデータを書き込めるコンピューターを使って、アップデート用のファイル _AR200S_.PRG を CFカードのルートディレクトリ(開いてすぐの階層)にコピーしてください。

     
●アップデート方法
  1. 本体底面の [MODE SW] の [SW5] をオンにします。
  2. アップデート用の CFカードを AR-200S に差し込みます。
  3. AR-200S の電源を入れます。
  4. ディスプレイが "GO " 表示になってプログラムが書き込まれます。
  5. 書き込み中は "GO 1" のように表示されます。
  6. 書き込みが終了するとディスプレイに、チェックサム "0702" が表示されます。
  7. 本体の電源を切ります。
  8. 本体底面の [MODE SW] の [SW5] をオフに戻します。
    以上でアップデートは完了です。