社内スタジオにローランドVR-6HDを導入 ITソリューションを提供する株式会社アイネット 様 https://www.inet.co.jp/ 株式会社アイネットは、2024年4月に横浜市西区みなとみらいに誕生した「横浜シンフォステージ」へ本社を移転。この新本社移転では若手社員が中心となり、働き方改革を実践するオフィス空間を創り上げた。 新しいオフィス内には、AVミキサー VR-6HDを中心とした専用スタジオも完備され、オンライン会議や映像コンテンツ制作に活用されている。 スタジオの構築に携わった総務人事本部 太田統括部長と、実際に運用しているDC本部 大沼課長、経営企画本部の三枝主任にお話を伺った。 ⅮC本部エクスチェンジ事業部営業部 課長 大沼賢太郎さん(写真左)総務人事本部情報システム部 統括部長 太田宏さん(写真中央)経営企画本部経営戦略・IR部 主任 三枝菜々子さん(写真右) 導入の背景と目的 コロナ禍を契機にオンラインでの業務環境の強化が求められた。特にウェビナーやオンライン説明会の実施に注力したが、一方で従来の会議室を使用し、ウェブカメラやパソコン用マイクを用いた方法では画質や音質に限界があった。今回のオフィス移転を契機に、より高品質な映像コンテンツ制作のための専用スタジオの構築、専用機材の導入を決定した。 VR-6HDを中心とした社内の専用スタジオ 太田氏:社内のアイデアを集めた結果、画質や音質を向上させたり、画面レイアウトをデザインしたりしたいという要望が集まりました。その結果、独立した部屋と本格的な機材を導入した方が良いだろうということで、ベンダー企業の助言も借りながらスタジオの導入を行いました。 ——スタジオの中心に設置されたのはローランドのVR-6HD。ワンオペレーションが可能で、高機能ながら直感的に扱える操作性が特徴である。 大沼氏:私は動画編集のために、こちらのスタジオを活用しています。音声も映像も一緒に扱えて、収録まで1台で出来るのが便利ですね。カメラ映像とスライド資料を合成する作業も、VR-6HDを使用することで最終結果を見ながら準備することが出来るので、編集ソフト上では不要なシーンをカットするだけで済みます。効率的に映像コンテンツを作ることが出来る環境が社内にあるのはありがたいです。まだ使っていない色々な機能があるようなので、もっと使いこなせるようにしていきたいですね。 ミスができない配信でもVR-6HDは安心して使用できる 太田氏:これまで映像制作については、外部の協力会社などにお願いして作ってもらっていましたが、スタジオを作ったら、今日ここにいる2人が自発的に使ってみたいと手を挙げてくれたので、その点はすごく嬉しかったですし、作った甲斐があったなと思いましたね。 テンキーによるシーン切り替え 三枝氏:私の所属する経営戦略・IR部では、この部屋を使って決算説明会の生配信を想定しています。ミスができない内容となりますので、シーン設定をあらかじめしておいて、それを切り替えるという使い方が出来ることが重要なポイントでした。決算説明会の場合は、進行が事前に決まっていますので、必要なシーンの切り替えのみで済むようにしています。そして、ミスを減らすために、テンキーだけで操作出来るような環境を構築してもらいました。 オフィス内にスタジオがあることの利点 執務エリア内に隣接する形で設置されたスタジオ 社内に専用スタジオを構築したことで、人事部門でのウェブ面接や、営業部門でのオンラインセミナーなど、様々な部署や場面での活用がスタートしている。 太田氏:ウェブ面接では、密閉性の高い環境を準備することと、音声のクリアさが求められます。機材が常設された専用のスペースがあることで、実際に使いながら、この場所の新しい使い方のアイデアを出してもらえたらと思っています。 さらなる活用に向けて 今後は、さらに多くの社員がこの機材を活用できるよう、社内でのトレーニングや活用事例の共有を進めていく予定とのこと。 太田氏:まずは、スタジオの稼働率を上げ、社内のたくさんの人に使ってもらいたいですね。これまで、社内ポータル向けにテキストで情報発信してきたんのですが、テキストだけでなく3分程度のショート動画で発信すると、もっと関心を持ってくれるのではと思っています。その動画自体が、このスタジオの使い方についてのPRにもなってくれるとなお良いですね。また、遠方の拠点もいくつかありますので、拠点同士を繋いで、双方向のコミュニケーションを実現するなども、今後は実現できたらと考えています。 フリーアドレス制を採用したオープンな環境のオフィスに、専用スタジオが構築され、映像コンテンツ制作やオンラインでのコミュニケーションがより身近なものになっている。これから多くの社員の方々が使用することで、映像や音声を使った新しいビジネスコミュニケーションの形が生まれることが期待される。 使用製品 VR-6HD お問い合わせ 製品に関するお問い合わせ、デモのご要望など、下記フォームよりお問い合わせください。 お問い合わせ