6中継局への番組伝送と本局通信設備でDigital Snakeを活用

6中継局への番組伝送と本局通信設備でDigital Snakeを活用

長岡移動電話システム株式会社 FMながおか 様

http://www.fmnagaoka.co.jp/

FMながおかは、新潟県長岡市を放送エリアとし、1999年に開局した地域コミュニティFM局です。長岡市の緊急時災害情報提供も担ってきた同局は、市町村合併で拡大したエリアに向けて中継局を整備している段階。

2008年12月現在で、山古志(やまこし)、栃尾、大積(おおづみ)、小国(おぐに)、和島(わしま)、寺泊(てらどまり)の6つの中継局を持ち、放送エリアは東京都の面積以上をカバーしています。

6中継局への番組伝送と本局通信設備でDigital Snakeを活用

システム概要

通常の県域放送では中継局ごとに放送周波数を変更できるのですが、地域コミュニティ局への周波数割当は1波だけしかなく、送信出力の上限も20Wしかありません。

FMながおかでは、遅延のほとんどないDigital Snakeのネットワーク・デジタル・オーディオ伝送REACの機能を活用し、直線距離で20km以上も離れた中継局との放送を可能にしています。

システム概要

導入のポイント

FMながおか 放送局長 代表取締役社長 脇屋雄介様 談

2007年12月の栃尾・山古志の両中継局の開局に合わせてDigital Snake S-1608 Systemを採用しました。同時に本局1階の放送スタジオと屋上の送信機との間も音質を揃えるためにDigital Snakeによりデジタル伝送を行っています。

10km以上離れた各中継局と放送をするためには、伝送時の遅延を限りなく少なくする必要があったので、REACに遅延がないことが導入のきっかけになりました。世界的に見ても、Digital Snakeで10kmを超えて伝送するような事例はなかったのですが、通信事業社の協力を得ながらテストし、100Mbps帯域保証環境で問題なく動作することを確認してもらいました。Digital Snakeがなかったら、現・長岡市内全域に放送することはできなかったと思います。

放送機器としては、耐久性も重要な性能になりますが、1年半の運用でトラブルが生じたことはありません。先日、ある中継局で雷被害を受けてしまったのですが、Digital Snakeだけは問題なく動作していたのにも驚かされました。

FMながおか 技術部主任 柴木 信昭様 談

大積、小国、和島、寺泊の4中継局は、2008年12月に開局しました。今後、その弱電界地域を埋めるように3つの中継局を2009年度中に開局する予定です。旧・長岡市の地域コミュニティFM局としてスタートしたFMながおかですが、コミュニティFMが災害時の有効な情報伝達手段として認知されてきたことから、市町村合併を経た現・長岡市全域で聴取できるようにエリア拡大をしています。

東京都よりも広いエリアに、多数の中継局を増設しながら1周波数で送信しているコミュニティFM局は、他にないのではないでしょうか。当FM局の取り組みをモデルケースに、他のコミュニティFMに技術提供しています。

システム写真
導入システム(ラック)

FMながおか 技術部主任 柴木 信昭様 談

大積、小国、和島、寺泊の4中継局は、2008年12月に開局しました。今後、その弱電界地域を埋めるように3つの中継局を2009年度中に開局する予定です。旧・長岡市の地域コミュニティFM局としてスタートしたFMながおかですが、コミュニティFMが災害時の有効な情報伝達手段として認知されてきたことから、市町村合併を経た現・長岡市全域で聴取できるようにエリア拡大をしています。

>東京都よりも広いエリアに、多数の中継局を増設しながら1周波数で送信しているコミュニティFM局は、他にないのではないでしょうか。当FM局の取り組みをモデルケースに、他のコミュニティFMに技術提供しています。

システム写真
        導入システム(S-1608)

主要製品