Roland Live Streaming Solutions

ライブ配信をはじめよう!
ライブ配信を始めるその前に押さえておきたい基本

ローランドでは、社内での会議やグループ内のトーク・ライブ、また広く公開するプレゼンテーションなど、オンラインでの発信をサポートする製品を提供しています。それぞれの用途や予算に合ったローランドのスイッチャーにカメラとマイク、配信プラットフォームを選択するだけで、どこからでも、また利用者はどこにいても、すぐにオンラインで繋がることができます。

ライブ配信を始めるために押さえておきたい基本的な情報をいくつかご紹介します。このガイドを参考に、皆さんの「伝えたい」ライブ配信を設計してみてください。

ライブ配信を始める前に

Woman at mic

映像と音響

ライブ配信をするために必要な主な機材です。

  • カメラ(1台以上)
  • マイク(1台以上)
  • コンピューターまたはスマートフォン(1台)
  • 家庭用ゲーム機(1台)*ゲーム実況の場合
Roland VR-1HD AV Streaming Mixer

映像切り替えとエンコード

AVミキサーがあればカメラやコンピューターなど複数のデバイスを同時に接続し、映像の切り替えや音のバランス調整を配信しながら簡単に制御することができます。

  • VRシリーズ (VR-50HD MK2/VR-4HD/VR-1HD)
  • GO:LIVECAST スマートフォン用ライブ配信ツール
Woman with mobile phone

配信プラットフォーム

会議向けやトーク・ライブ、音楽など用途に合った配信プラットフォームを選択します。

  • 機密性の高い内容(社内会議など)
  • 公開/非公開
  • 収益化
Woman Live Streaming with Roland VR-1HD AV Streaming Mixer

Step1:配信を行う場所と方法

ライブ配信に適したプラットフォームを選択する際、いくつかの項目を事前に確認します。

  • プライベートなグループ向けの配信ですか?それとも全世界に向けたパフォーマンスですか?
  • 無料提供のサービスで配信が可能ですか?それとも有料提供のサービスが必要な配信ですか?
  • 所属する企業や団体が定めた企業向けツールを使用する必要がありますか?

以下で提案するプラットフォームは、いずれも Roland VRシリーズ と接続互換性があります (互換性のあるWindowsまたはMacコンピューターと接続した場合)。またRoland GO:LIVECAST では、最も人気があるプラットフォームをサポートしています。

プライベート、または機密保持のため限られた範囲の視聴者向けの配信

プライベート、または機密保持のため限られた範囲の視聴者向けの配信

1対1の個人トレーニングやオンライン講座、ビジネスセミナーをプライベートなグループ向けにライブ配信する場合、決められた参加者を招待し、双方向でコミュニケーションが取れるプラットフォームを選択する必要があります。

企業向けソリューション

  • Microsoft Teams
  • Slack
  • Google Hangouts

公開プラットフォーム

  • Zoom
  • Skype
  • GoToMeeting
公開配信または幅広い視聴者向けの配信

公開配信または幅広い視聴者向けの配信

音楽やダンスなどのパフォーマンスやゲーム実況など、ソーシャルメディアの幅広い対象者向けにメッセージを配信したい場合には、以下のプラットフォームから選択可能です。

  • YouTube
  • Facebook
  • Instagram
  • WeChat
  • Twitch
  • Vimeo
課金コンテンツ

課金コンテンツ

配信するコンテンツに価値があり、収入を得たい場合、または寄付を受けたい場合には、収益を確認するeコマース機能を備えた以下のプラットフォームを利用します。

  • YouTube donation
  • Vimeo
  • Twitch
  • Patreon
  • BoxCast

Step2:必要な機材

必要最小限のライブ配信を行う場合、手持ちのコンピューターのウェブカメラと内蔵マイクを利用することができます。しかし、他のライブストリーマーと差別化するための質の高い成果を期待するなら、AVミキサーの追加をおすすめします。

Roland VRシリーズを利用すれば、複数の動画・音声のソースを接続し、テレビ番組やイベントステージのような演出を加え、手持ちのコンピューターからライブ配信することが可能です。複数のカメラから映像を、プレゼンターからのマイクや楽器などの音源を自由に組み合わせることができます。

What Does Your Audience Need to Hear?

視聴者が音声を聴くために必要なこと

視聴者は、乱れた画質よりも、乱れた音声に不快感を示す傾向があります。プレゼンターごとにマイクを1台ずつ用意し、楽器などの外部音源はスイッチャーの音声入力に接続してください。VRシリーズでは、HDMI機器に含まれる音源もサポートしていますので、接続したビデオカメラやコンピューターから送られる音声を使用することができます。

マイクは一般的な手持ちのハンドマイクが便利です。スタンドに取り付ければ、置いた状態で操作することができます。用途に応じてマイクの置き場所を選ばないクリップ式の小型マイク(ピンマイク)やヘッドセットタイプのマイクも検討しましょう。どのタイプであっても、視聴者を離脱させないためには、XLR接続機能を備えたプロフェッショナル仕様のマイクを使用することをお勧めします。

Roland V-8HD HD Video Switcher

視聴者が動画を見るために必要なこと

素晴らしいライブ配信を行うために、映画やテレビのような高価なカメラを使用する必要はありません。一般的なHDMIで接続できるビデオカメラとアクションカメラ(GoPro®など)を利用すれば、プレゼンターごとに専用のカメラを手頃な価格で用意することができ、さらに製品のデモやパフォーマンスを別角度から撮影することができます。あとはカメラをVRシリーズのHDMI入力に接続するだけです。またHDMI変換アダプターを経由して、スマートフォンやタブレットをカメラとして使用することもできます。互換性については各メーカーに確認してください。

Roland VRシリーズを使用すれば、プレゼンテーション用のコンピューターや、eスポーツ用に家庭用ゲーム機を接続することもできます。またVRシリーズに搭載されている映像エフェクトを利用すれば、カメラやコンピューターの映像を簡単に合成し、視聴者にベストの状態で届けることができます。

Roland Auto Switching

自動化による作業効率の向上

一人もしくは少人数でライブ配信を行う場合、出演と同時に配信オペレーションをすることは難しくなることがあります。Roland VRシリーズでは高度な自動化機能を通じ、ユーザーの代わりにスイッチングやミキシング作業を行います。そのためユーザーは、プレゼンテーションやパフォーマンス、ゲームなど視聴者に見せるための操作に集中することができます。

Step3:用途に応じて最適なビデオ・スイッチャーを選びましょう

利用シーン 推奨製品 映像入力 マイク入力 ライン入力 その他
中小規模の会議スペースでカメラ2台とコンピューターを用いた会議。自動で映像を切り替えて欲しい VR-1HD HDMI x3 XLR/TRS x2 ステレオ RCAタイプ x1 USB 3.0でwebcamとして映像出力可能
学校や教会などカメラの映像とPC、複数のマイクを使って参加者にメッセージを伝えたい VR-4HD HDMI x4 XLR/TRSコンボ x4 ステレオ RCA x1 + ステレオ・ミニ x1 USB 3.0でwebcamとして映像出力可能
業務用SDIカムコーダーと一緒に使える業務用レベルの音響機能を備えたものを使いたい VR-50HD MK II HDMI x4, SDI x4 XLR/TRSコンボ x4 + TRS x2 ステレオ TRS x2 + ステレオ RCA x2 USB 3.0でwebcamとして映像出力可能
自分のスマートフォンのカメラを使ってライブ配信がしたい GO:LIVECAST スマートフォン内蔵カメラ XLR/TRSコンボ x1 ステレオ・ミニ x1 2台目のスマートフォン/タブレットのカメラをワイヤレス接続可能
カメラ3台の映像、資料用のPC、音はUSBマイクを使って配信したい V-1HD HDMI x4  -  ステレオ RCA x1 Roland UVC-01など外部USBエンコーダーを使用してください。。UVC-01
HDMIカメラやPCや静止画を使い、プロ仕様のコンデンサーマイクも使いたい V-1HD⁺ HDMI x4 XLR x2 ステレオ RCA x1 Roland UVC-01など外部USBエンコーダーを使用してください。UVC-01
ピアノ・レッスンで2台のカメラを手を使わずに切り替えたい V-02HD HDMI x2  -  ステレオ・ミニ x1 Roland UVC-01など外部USBエンコーダーを使用してください。UVC-01
1画面に2つの子画面(ピクチャー・イン・ピクチャー)を同時に表示させたい V-8HD HDMI x8  -  ステレオ RCA x1 Roland UVC-01など外部USBエンコーダーを使用してください。UVC-01

Step4:ガイド一覧

ストリーミング接続についてのガイド

その他のサポートについてはこちらをご利用ください。

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Man Live Streaming with Roland GO:LIVECAST

オンライン・コンテンツ制作者向けのその他オプション

スマートフォン/タブレットを使った配信ソリューション

出先で配信を行う必要がある場合、または限られた予算で作業する場合に理想的なソリューションがRoland GO:LIVECAST です。 GO:LIVECASTは、VRシリーズの機能を凝縮した小型かつ手ごろな価格の製品で、手持ちのスマートフォンやタブレット内蔵のカメラを配信に使用し、マイクや楽器などの音源を接続できます。またWi-Fiを経由して別のスマートフォンカメラを追加し、2カメラとして運用することが可能です。コンピューターや高価な専用AV機器を使用することなく、手持ちのスマートフォンやタブレットを使い、音声のミキシングやタイトルの表示、動画や静止画、効果音の再生などを行うことができます。

GO:MIXER と GO:MIXER PRO

オンライン動画制作、配信は成功するかどうかは、音質を高めることが重要です。Roland GO:MIXERシリーズを利用すれば、制作者はスマートフォンの動画に外部音声入力(プロフェッショナル品質の高性能マイク、ギター/ベース、ラインレベルで入力する機器など)を簡単に接続し、ミキシングすることができます。 GO:MIXERGO:MIXER PRO は、ソーシャルメディアの動画やライブ配信動画にプロフェッショナルな音声を追加する理想的なソリューションです。それによりフォロワー数、閲覧数を増やし、エンゲージメントを高めることができます。

Rolandビデオ・スイッチャーで使える外部ストリーミング・エンコーダー

Roland VRシリーズはUSBストリーミング出力を備え、接続するだけでUSBウェブカメラとして認識され、ライブ配信が可能です。 またビデオ・スイッチャーRoland Vシリーズ V-02HDV-1HDV-1HD⁺V-8HD などもライブ配信をサポートしています。(別途、UVC-01などストリーミング・エンコーダーが必要です。)当社では以下の機器との接続を確認しています。

  • Elgato社 Cam Link 4K は、接続したHDMI信号をUSB webcamストリームに変換することで、ほとんどの配信プラットフォームに接続可能です。
  • Magewell社はプロフェッショナルのワークフローに必要なSDIモデルなど、信頼性の高いプロフェッショナル仕様のツールを提供しています。
        - HDMI バージョン
        - HD/3G-SDI バージョン

  • その他の情報

    必要な周辺機器

    ライブ配信の制作に必要な基本的な周辺機器をいくつかご紹介します。

    • USBケーブル
    • HDMIケーブル
    • 三脚、カメラ取付用器具
    • マイク、マイクスタンド
    • ライブ配信の印象を良くする、視聴者が見やすい映像に必要な照明器具

    導入事例

    さまざまな用途でのRoland AVミキサー、ビデオ・スイッチャーの導入事例については Solutions をご覧ください。